写真で見る養殖現場一覧へ

写真で見る養殖現場!― トラフグの歯切り

 冬の味覚の王様『トラフグ(リンク)』は、“膨れたり”、“鳴いたり”、“噛み合ったり”、と他の養殖魚とは少し異なる特徴を持っています。

 養殖をする上で、膨れたり、鳴いたりすることは、何の問題もありませんが、噛み合いは、他の魚を傷つけ、死に追いやるやっかいなものです。

 それを防ぐために、トラフグ養殖では、“歯切り”という特殊な作業が行われています。







魚(トラフグ)が鳴く?!

実は、トラフグ。
怒った時には上下4枚の歯を噛み合わせて「グゥーグゥー」と鳴くことがあります。

【関連リンク】トラフグについて



生簀の中をゆったりと泳ぐトラフグ。

サイズは、30〜40gのまだまだ子供です。


いよいよ作業開始!

トラフグの入った生簀と空いている生簀の間に
作業する船を入れます。


網を寄せてトラフグをすくいやすい状態にし、

たも網で少しずつトラフグを作業台のかごに

取り上げます。

網の寄せ方は、出荷作業の時と同じです。

【参考リンク】網の寄せ方・出荷作業


小さくっても一人前!
体をふくらませて、威嚇(いかく)のポーズ
とっています。

通常歯切りは、種苗導入から出荷までの間に
1〜2回
行われます。

(例:1回目30〜40g、2回目300〜400g)


作業台に載せられたトラフグは、
1尾づつ丁寧に歯切りが行われていきます。

慣れた人が行うと1時間に約300〜400尾の
歯を切ることが出来ます!

トラフグの歯です。

子供だからといって油断はできません!

かなり頑丈で、噛まれたら大変!!

軍手は欠かせません。

歯切りバサミ(ニッパー等)を使って、上下の歯を切断します。

傷付けないように、深く切るのが、テクニックです!!

歯切りが終わったトラフグです。

立派な歯がきれいに切られて、上品な顔立ちになりました!?

歯切りが終わると、空いている生簀に戻されます。

白く浮かんでいるのは、膨らんだ状態のトラフグです。

威嚇した時に膨れたお腹に、空気がたくさんたまっているので、
水面に浮いてしまうのです。

でもご心配なく。

しばらくすると元気に泳ぎ始めます!


このように、定期的に歯切りをすることで、お互い傷付けあうこともなく、

元気で立派なトラフグへと成長してゆきます!


写真で見る養殖現場一覧へ