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写真で見る養殖現場!― モジャコ採捕

春は新しいブリ・ハマチの子供をつかまえる時期です。

「養殖魚って子供も卵からかえすのでは・・・?」

そう思った方、いませんか?
もちろん、卵からふ化させる養殖魚もいますが、実は天然の種苗(子供のこと)で養殖されている魚も多いのです。

中でも“モジャコ”=ブリ・ハマチの稚魚の採捕は、春先(4月中旬頃)から初夏(7月下旬頃)にかけて、太平洋側を中心に全国17県で行われる、養殖業界の春を告げる風物詩なんですよ。







★モジャコってなぁに?

モジャコはブリ(ハマチ)の幼魚(子供)のこと。別名ブリコ。

ふ化後約20cmまではホンダワラなどの流れ藻や漂流物についていることから“モジャコ”(藻につくジャコ(小さい魚)と呼ばれています。



早朝5時。

港を出た船は漁場へ。

まずは船の先端に立って、流れ藻を探します。

流れ藻を発見!!

流れ藻を見つけたら、網をスタンバイ

タイミングよく網を海に落とします。

このタイミングが難しい!
網を落とすのが早すぎても魚が逃げてしまうし、遅すぎても網に入りません。


こら待て〜!逃げるな〜!

藻から離れたモジャコが逃げないよう、6〜8mくらいの長い棒で、上手に網へ追い込みます

これがモジャコ漁の漁師さんにとって一番テクニックのいる所!!
長年の経験が物を言います。

追い詰めたモジャコ達が、うまく網に入ったら・・・


いっきに網を引き上げます!!


最後は船員みんなで力をあわせて・・・


「せーの!」で船上へ!!


引き上げた網から藻や雑魚(モジャコ以外の魚)を取り除き、

船のタンクにモジャコを収容します。


収容されたモジャコ。

マッチ棒と比べてみたらこれくらい。
立派なブリくん達も初めはこんなに小さいんです!

夕方7時。

14時間にわたり数え切れない位、網を投げ入れたモジャコ漁の終了です。

大事な稚魚を確保した船は真っ先に生簀(いけす)へ向かい、モジャコを移します。

生簀に入れる前にまず、サイズをそろえる為に・・・
★どうしてサイズをそろえるの?
◇共食いの防止
成長盛りのモジャコはとっても食いしん坊。だから、大きな魚が小さな魚を食べてしまうのを防ぎます。
◇エサのサイズをそろえる
魚の大きさにあったサイズのエサを与えて、しっかり大きくなってもらいます。

底が網目になっている箱を使い、

稚魚たちを選別します。

ふるいの要領でやさしくふるうと、網目より大きい魚が残っていきます。
小さな魚は網目から外(といっても生簀)へ逃げていくんですね。

魚を傷つけないよう、ストレスを与えないよう、

自分の子供たちのように丁寧に・・・

さらに大きさを選別します。

今日は大きく分けて3段階(10g以上/5g前後/2g以下)に分けました。

ここからブリ・ハマチの養殖がスタートするのです!

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