HowTo養殖魚 >> 水産用医薬品について >> 水産用ワクチンQ&A
 
 

 養殖魚の病気を予防するワクチン。
 現在の養殖は病気になってから 『治療』するのではなく、
 病気になる前に『予防』 することを心がけています。

 水産用ワクチンについて問合せの多い質問をあつめてみました。


【質問一覧】
Q1: 水産用ワクチンとは?
Q2: ワクチンの良い点は?
Q3: ワクチンはどのように使われていますか?
Q4: ワクチンの安全性は?
Q5: ワクチンの購入及び指導機関の指導はどうなっているのですか?
Q6: 海面養殖魚用に承認されたワクチンは?
Q7: ワクチンの使用に当ってどのような注意がされていますか?

 
  
【Q1】水産用ワクチンとは?

 魚由来のウイルスや細菌などの微生物から作られ、特定の病気を予防する動物用医薬品です。

  ワクチンを魚に経口投与又は接種することにより魚の体内に免疫(病気を免れる仕組み)ができ、魚を病気から守ります。

※免疫とは・・・
 人が「はしか」に一度かかると二度とかからないように、一度かかった病気に二度とかからない、或いはかかっても軽く済むことをいいます。

 
     
【Q2】ワクチンの良い点は?
 病気を予防するとともに、防御効果の持続が長く残留等の心配もないことから、安全な魚を生産することができます。
 
 
【Q3】ワクチンはどのように使われていますか?
 投与される魚自体が健康でなければワクチンの防御効果が発揮しにくくなるため、投与前後の適切な飼育管理、衛生管理が重要です。

 このことから、適正な給餌、適正な飼育密度及び酸素が十分な状態で、健康に育った魚に接種されます。
 
 
【Q4】ワクチンの安全性は?
 
 動物用医薬品であり、薬事法に基づく国の承認、検定等各種の制度により、品質、有効性及び安全性が保証されています。
 
 
 
【Q5】ワクチンの購入及び指導機関の指導はどうなっているのですか?

 都道府県の水産試験場、家畜保健衛生所等の指導機関が指導しています。

 使用に先だって、上記指導機関に連絡し、水産用ワクチン使用の指導を受けるとともに、指導書の交付を受けて必要量を購入します。

◆購入及び指導の手順
1.
指導機関に連絡
2.
水産用ワクチン使用の指導を受ける
3.
指導書の交付
4.
必要量を購入

 
 
【Q6】海面養殖魚用に承認されたワクチンは?
 承認されているワクチンは以下の5種類です。
           
ワクチンの種類
・ぶり(ブリ属魚類)のα溶血性レンサ球菌症不活化ワクチン 経口投与:3種類 / 注射:3種類
・ぶりのα溶血性レンサ球菌症及びビブリオ病不活化ワクチン

注射2価ワクチン:1種類

・イリドウイルス感染症不活化ワクチン(対象魚種:マダイ、ブリ、シマアジ) 注射:1種類
・ぶり属魚類のイリドウイルス感染症及びα溶血性レンサ球菌症不活化ワクチン 注射2価ワクチン:1種類
・ぶりのイリドウイルス感染症、ビブリオ病及びα溶血性レンサ球菌症混合不活化ワクチン 注射3種混合ワクチン:1種類
 
 
【Q7】ワクチンの使用に当ってどのような注意がされていますか?
 ワクチンは以下の項目等に注意をして使用しています。
対象となる病気以外のものには効かない。

【写真】ワクチン接種風景
病気の発生時期を踏まえあらかじめ投与する。
使用に際しては必ず指導機関の指導を受ける。
注射ワクチンの使用前に必ず指導機関等の接種技術の指導を受ける。
使用前に使用説明書をよく読み、用法・用量、使用上の注意等に従って使用する。
投与前、魚の健康状態をよく観察し、異常のある場合には投与しない。
開封したワクチンは一度に使い切る。
ワクチンは2〜5℃の暗所に保存し、凍らせない。

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