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関西地区:養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察開催
消費者、卸業者、報道関係の方など42名が参加
給餌、出荷作業を生け簀から見学
熱を帯びた意見交換会も
 
  (社)全国海水養魚協会(以下全海水)は去る9月28日(金)、香川県高松市庵治漁協において『関西地区:養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察』を開催しました。 この催しは、しっかりした管理体制の下で育てられている養殖魚の生産現場を実際に見て頂き、養殖業について正しい理解を深めて頂くことを目的に毎年行っているもので、今回は大阪府内の消費者団体を中心に卸業者、報道関係の方など42名の方にご参加を頂きました。当日は天候も快晴で視察を行うには絶好の日和となりました。    ハマチの解体実演
ハマチの解体実演
“オリーブハマチが育つ生簀へ!”
  庵治漁協に到着した参加者は早速ライフジャケットを身につけチャーター船に乗り込み、オリーブハマチ(香川県かん水養殖漁業協同組合が商標登録しているブランドハマチ)の育つ生簀へ。到着するまでの10分ほどの時間を利用して、全海水の嶋野勝路会長(香川県かん水代表理事組合長、庵治漁協代表理事組合長)から魚と石の町庵治町についての説明を受けました。
  生簀に到着するとまずハマチの給餌の視察です。生産者から、エサは冷凍のサンマやマイワシと魚粉を混ぜたものに、香川県独自の取り組みとしてオリーブ葉の粉末を加えているという説明を受け(※オリーブには抗酸化作用があるポリフェノールの一種・オレウロペインが多く含まれている)、参加者の皆さんは写真を撮ったり、エサを食べているハマチの様子を熱心に見入っていました。
  次はハマチを活魚船に積み込む出荷作業の視察です。視察当日は本来出荷予定日では無かったのですが、関係者の調整により視察が実現出来ました。ハマチがクレーンで生簀から活魚船に移される時には、その迫力に参加者からは驚きの歓声があがりました。生産者から「このハマチが皆さんの住んでいる大阪へと生きた状態で出荷されます」と説明を受け、魚が消費者の食卓に上るまでの過程について詳しい説明を受けました。
“ハマチの解体を実演!豪華な昼食!”
  漁場視察を終え、陸に戻ると次はハマチの解体実演の見学です。手際良く捌かれるハマチに参加者は、「お〜!」「すごい!」と歓声を上げていました。また、家でも簡単に作れる料理法としてハマチの炙り料理の実演紹介も同時にありました。この日の昼食に並んだのはハマチの刺身、ハマチの炙り、ブリ大根等でした。料理は全て庵治漁協女性部の皆さんの手料理で、岡田女性部長から料理の説明を受けながら、地元の海の幸をふんだんに使った料理に参加者は舌鼓を打っていました。
“生産者と消費者の意見交換会へ”
  昼食を終えると生産者との意見交換会の時間です。まず嶋野会長から「生産者から消費者の皆様に情報を提供してきましたが、十分に養殖の実態を説明できていないこともあって、養殖魚には負のイメージが未だにあります。皆様が日頃養殖魚に思っていること、また疑問を持っていることについて、私たち生産者は正確に話そうと思っていますので、何でもご質問下さい。ただ、昨今の不況で、魚類養殖は生産コストを割った状態の出荷が続いています。その状況下でも生産者は日々努力をしています。スーパー等で魚を見たら生産者の顔を思い出して頂けたらと思います。」との挨拶があり、意見交換会が始まりました。参加者からは、養殖場の環境、養殖魚のブランド化、安全性等様々な質問があり、生産者は質問一つ一つに丁寧に答えていました。意見交換会は予定時刻を過ぎても続くほど熱を帯びたものとなりました。
  
料理は全て庵治漁協女性部の皆さんの手料理
料理は全て庵治漁協女性部の皆さんの手料理
意見交換会の様子
意見交換会の様子
  以下に参加された方の感想を一部ご紹介します。
◆養殖魚に対するイメージはひと昔前のままでした(人工的なエサ、薬の使用など)。今日教えて頂いた様々な取り組み、価格等の情報はほとんど伝わっていませんでした(こちらの勉強不足がその原因ですが)。話し合いの時も出ましたが、一般の方にもっと広く情報が伝わるようなPR活動に是非力を入れ、我々を啓発して頂きたいと強く思いました。今日は本当に有難うございました。
◆養殖のイメージは囲まれた箱の中で飼って太らせているというものでした。が、全く違うことがわかりました。安定した価格でいつでもおいしいものが口に入る様、がんばって下さい。
◆今日からは安全だと認識する。
◆食べてみておいしいのが一番の驚きでした。地方の町にも流通していただけることをお願いします。これからは関心を持ち、積極的に利用していきたいです。有難うございました。
  参加者の皆様、視察にご参加頂き有難うございました。また、帰宅後も、アンケートにご協力いただき有難うございます。全海水では今後とも生産現場からの情報発信に努めて参ります。今回頂いた参加者の皆様のご意見・ご感想は、全海水を通して生産者に伝え、消費者の皆様によりおいしい、安心、安全な養殖魚をお届けするための糧と致します。今後とも養殖魚(業)をよろしくお願い申し上げます。

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