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「関東地区・養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察」開催!
素晴らしい秋晴れのもと、
関東地区の消費者42名が参加!
静岡県沼津市内浦漁協
 
  (社)全国海水養魚協会(以下全海水)では、去る9月29日(木)、静岡県沼津市内浦漁協において『養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察』を開催し、東京、神奈川、静岡などから42名の消費者の方にご参加をいただきました。当日は、参加者を乗せたバスから、くっきりと輪郭を示した美しい富士山の姿を見ることが出来る素晴らしい秋晴れとなり、絶好の日和に恵まれた視察会となりました。
 “マダイ、マアジが育つ漁場へ”
  内浦漁協到着後、参加者はライフジャケットを身につけて3隻の釣り船に分かれ、沖のマダイ・マアジの養殖生簀へ。漁場に付くと、生簀の上で待っていた生産者が早速給餌の様子を見せてくれます。マダイの生簀では、生産者がエサのドライペレットについて説明をしながら、手捲き給餌と自動給餌機の両方の作業の様子を披露。また、参加者自らもエサを手にして実際に給餌を行いました。エサに飛びつくマダイの様子を見て、参加者からはしきりに歓声やおどろきの声があがりました。同時に、「エサやりは1日何回?」「エサは何からできているの?」「この生簀には何匹泳いでいるの?」等々、様々な質問が参加者から次々にあがりました。実際に魚づくりの現場を目の前にして、参加者は皆、大変興味深い様子でした。 続いてマアジの生簀へ。8万尾の稚魚が1生簀に入っている事が説明されると、参加者からは生簀の大きさや、出荷までの分養(小さい生け簀に分けて育てる)の仕方の質問が出ました。その他、「稚魚は天然ですか?」「どんなところに出荷しているの?」「どれぐらいの大きさで出荷するの?」と、ここでも質問が飛び交い、あっという間に予定の時間が過ぎてしまいました。
 “内浦の味を堪能!”
  沖での漁場視察を終えて港に着くと、次は昼食を兼ねた“養殖魚の試食”です。“マダイとマアジの刺身”、“マアジのフライと干物”、“アジのわさび葉寿司”、“タイの味噌汁”などの色とりどりの料理がところ狭しと並んでいます。試食した参加者からは、「お刺身は歯ごたえがあって美味しい!」「フライや干物も肉厚ですね」との声がかかり、各料理の味にとても満足された様子でした。
  
参加者を乗せて沖の養殖生け簀へ
参加者を乗せて沖の養殖生け簀へ

給餌作業を体験
給餌作業を体験
 “魚づくりへの思いを込めて”
   試食後は休憩をはさんで、「養殖魚についての意見交換会」の時間です。大沼富久静岡県かん水養魚協会会長(全海水副会長理事)の挨拶の後、意見交換が始まりました。
   参加者からは、漁場視察を終えての感想や、魚の育て方、養殖魚の安全性、出荷・販売、魚の美味しい食べ方など様々な項目で質問があがりました。 その一つ一つについて生産者や漁協からは適切な説明を行い、初めて知る事柄の多い参加者は納得した表情を浮かべていました。また、今後はもっと産地から活発なPRをしてほしいといった声など、消費者から業界への提案もあり、充実した意見交換会となりました。
  ご参加頂いた皆様にはご多忙の中、視察に参加頂きまして、ありがとうございました。帰宅後も、アンケートへのご協力や、ご丁寧な感想などもお書き添えいただき、ありがとうございました。参加者の皆様のご意見・ご感想は、全海水を通して生産者に伝え、消費者の皆様によりおいしい、安心、安全な養殖魚をお届けするための糧として生かして参ります。
   試食メニュー
試食メニュー

以下に参加された方の感想の一部を掲載します。
★養殖魚について今まで何も知りませんでした。今回漁場を視察して、生産者からの話はとても勉強になりました。昼食も色々な料理法があり、とても美味しかったです。台風などで海が荒れると、魚がストレスを感じるので、エサのやり方で調節するなど苦労がわかりました。特に心に残ったのは、肉は天然ものと言えばイノシシとかになり、私達は食べない。食べる牛、豚は飼育されている。しかし魚は天然ものと養殖と区別がされ過ぎているという話でした。これから周囲の人に養殖魚について知らせていきたいと思います。
★養殖魚というと、えさや薬が安全なのかとても不安でしたが、今回お話を伺い、大変安全であることがわかりました。もっと大勢の方に養殖魚を理解して頂くように、夏休みや春休みに、親子連れに漁場視察をしてもらい、自由研究の宿題にしてもらったり、その様子をインターネットでお知らせしたりして、皆さんに興味を持ってもらえるようにPRをもっとしてほしいと思いました。
★初めて養殖場を見学出来て、とても勉強になりました。餌がすぐに溶けない、海を汚さないよう配慮しているのは大変すばらしいことだと思います。タイを頂いて、ほとんど買ったことのない魚だったのに初めて気がつきました。お祝いごとの魚のようで、いつも食卓にのぼることがなく、今後はリーズナブルに気軽に食べられると良いと思いました。味はとてもおいしく頂きました。アジに関しては、一般的な大衆魚なので、これからは養殖にかかる費用とのバランスでしょう。ごちそう様でした。
★養殖魚の現場を直接見学出来、エサの値上がりやエサの与え方等も聞く事が出来、良かったと思います。又、天然物は天候や潮の問題等で固定した漁が望めない事もあるが、養殖業の方は計画的に出来、活きた魚を遠方まで届ける事が出来、新鮮な魚をおいしく食べる事が出来てとても良いと思いました。
★今回初めて養殖漁場を見学させて頂き、今まで抱いていたイメージとは違っていました。「養殖魚」というと、まずは安全性が心配でした。輸入餌や抗生物質に良いイメージはなく、出来れば天然魚を優先していました。しかし養殖に携わる方々が魚を人間の子と同じように大切に育成されているのを知り安心しました。薬事法に基づいたワクチン等の使用、漁網の網替え、輸送方法の工夫などきめの細かい工程に改めて大変さを知りました。味も脂っぽい先入観がありましたが、昼食に頂いたお心づくしの魚料理はどれも皆美味しかったです。年とともに肉より魚が食卓に出る機会が多くなりましたが、これを機会に周りの人に養殖魚の真の姿をもっと知ってもらおうと思います。
   意見交換会の様子
意見交換会の様子

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