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関西地区「養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察」開催!
消費者・流通関係者あわせて33名参加
養殖現場を見学、生産者の声を聞き、安心感
 
 (社)全国海水養魚協会は、去る平成17年10月7日(金)に関西地区の消費者・流通関係者33名を香川県木田郡庵治漁協に招いて「養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察」を行いました。

 午前8時半に新大阪駅に集合した参加者は、大型バスに乗り込み、雨模様の天気を気にしながらも一路香川県へと向かいました。明石海峡大橋を渡った頃、窓の外は小雨から本降りとなり参加者一同不安な雰囲気に包まれながら、淡路島特産のタマネギ畑や渦潮で有名な大鳴門橋、源平合戦縁の地屋島などを車窓に見つつ、11時45分に庵治漁協に到着。
 幸いバスが漁協に到着した時には雨は止んでおり、すぐに一行はチャーターした観光船に乗船し、用意されていたライフジャケットを身につけ、沖へ!。船内では、全国海水養魚協会 嶋野勝路会長(香川県かん水代表理事組合長・庵治漁協代表理事組合長)らによる歓迎の挨拶と漁場、イケス内の魚の概要説明が行われました。

<いよいよ、養殖現場へ・・・>
 数分後、船が出荷作業を行う活魚運搬船の横につくと、遊覧船から活魚運搬船へ。少し船が揺れていたこともあって、参加者はおそるおそる漁業者や事務局職員の手を借りながら船に乗り移りました。活魚運搬船では、かけ声とともに生産者が網を繰り寄せ、クレーンを使ってたも網(丸い枠のすくい網)いっぱいのハマチがイケスから船倉へと移される作業の真っ最中。4キロ余りのハマチがビチビチと跳ねるのを見て、参加者からは大きな声が上がりました。「活きが凄い!!」、「スーパーで売っているハマチのイメージと全然違う!」などの声があちこちで飛び交い、船の上はさながら催し物会場の様でした。危険なクレーンの回転範囲内も何のその、間近で見たい参加者は段々前に進んで行きます。「危ない!、危ないよ!」との作業者の声も聞こえてきます。活魚運搬船の船倉を覗いている参加者は「本当に大きい…」と感嘆しつつ、「生きた魚を運ぶためにどういう方法があるの?」、「この船で運んでいる間に魚は弱らないの?」、「(船倉に)何尾くらい入っているの?」などの質問をしていました。

  

 一通り出荷作業を見学した後、今度はイケスに隣接した給餌船に乗り移り、給餌作業を見学。給餌船からイケスの方に突き出た太いパイプから、船の上で製造されたエサがエアーポンプで次々に投げ出されると、ハマチは渦巻きを作り、水しぶきをあげながらエサを求めて跳ね上がります。今にも水面上に飛び出しそうなハマチ。イケスは水しぶきで白く見えます。参加者は一様に驚きの声をあげ「エサは魚の大きさによって変えるの?」、「普段もこんなにイケスは揺れるの?」、「エサをあげる時に寄ってくるの?餌付けみたいになっている」、「手であげていると思ってたんだけど…」、「どのくらいの時間あげるの?」、「生活排水はどうなっているの?」、「ハマチ、カンパチ、ヒラマサの違いはどう見分けるの?」と生産者に問いかけ、説明を受けていました。

<おたのしみ!養殖魚の試食>
   漁場見学を終えた一行は、陸に戻り感想を口々にしながら昼食会場へ。養殖魚の試食を兼ねた昼食では、庵治漁協の婦人部の皆さんの心のこもった料理に舌鼓をうっていました。当日のメニューは、マダイの鯛めし、アラの赤出し、ハマチとマダイの刺身、地元で水揚げされたエビ・イカの天ぷら、そして珍しいイカの白子等。「普段こんなに美味しくて、大きなお刺身は食べられない」、「月に1回のペースで開催して欲しい」、「料理の参考になるね」などとても満足していた様子でした。
  
<自分の目で見て安心できた:意見交換会>
 昼食後に開催された意見交換会は、参加した消費者と生産者が限られた時間の中でより多くのことを意見交換できるように、2会場に分かれて行いました。
 意見交換会では、消費者から「給餌見学の際、ドライペレットを食べてみたが、香ばしくて美味しかった。人が食べて美味しかったので、魚も大丈夫だと思った。考え方が変わった」、「表示の仕方でイメージが変わると思う。香川産の横に庵治産と添えられているだけで違ってくるのでは?」、「今日現場に来て、自分の目で見て生産者と話して安心できた。」、「トレーサビリティも大事だが、こういう機会を大事にして貰いたい。」といった積極的な意見・質問が出され、それに対して生産者や地元関係者は、普段の苦労話などを交えながら丁寧に回答し、終始和やかな雰囲気の中で意見交換会は行われました。

 意見交換会を終えた参加者からは、「直接生産者の方々と話せて良かった」、「色々聞けて良かったが、もっと聞きたい」など、様々な意見が聞かれましたが、参加者は一様に充実した時間を過ごせたようでした。

   視察と意見交換会を終えた参加者は嶋野会長や地元水産関係者等に見送られながら、午後3時45分、漁協を後に。復路では視察等を振り返りながらのおしゃべりや七色に光る明石海峡のライトアップも同時に楽しみながら無事大阪駅に到着し、漁場視察と意見交換会は終了しました。
  

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