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関東地区「養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察」開催!
 
 関西地区に引き続き、去る平成17年10月22日(土)に関東地区の消費者・流通関係者30名を静岡県沼津市の内浦漁協に招いての「養殖魚についての意見交換会と養殖漁場視察」を行いました。
 午前8時、東京駅すぐ側の鍛冶橋駐車場を出発した参加者一行は、2時間半程で沼津市内浦漁協に到着。視察用にチャーターした釣り船の準備が整うまでの約30分を利用して、漁協の会議室で「絵で見る養殖漁業」による予備学習を行った後、ライフジャケットを身につけて2船に分かれて乗船し漁場視察へ!

<小雨の中、養殖現場へ・・・>
 あいにく小雨がぱらついており、視察には最適な天候とは言えませんでした。天気が良ければ富士山を見つつ、秋風を楽しみながらの視察になったのですが、ライフジャケットの間を雨風が通り抜け、参加者は体を寄せ合うようにして過ごす事となりました。

 約5分程で漁場に到着。ハマチ・マダイのイケスに船を横付けして見学。ハマチのイケスでは大きな柄杓による給餌作業を間近にみて、一斉にエサに飛びつくハマチの大きな水しぶきの音に船上から「うわーっ」と大きな歓声が上がっていました。想像以上のハマチの迫力に、参加者は驚いていた様子。一方のマダイのイケスでは、エサがまかれてもなかなか水面に上がってこないマダイの姿を確認するため、参加者は一生懸命に船から身を乗り出してイケスの中を覗き込んでいました。「何匹くらいいるの?」、「水深は?」、「イケスの大きさ、材質は?」、「エサは何回くらいあげるの?・・えぇ!1日1回で足りるの!?」案内役の地元生産者や水産試験場担当者から、魚の育て方やエサ、イケス等の説明を受けながら、参加者自らエサを素手でつかみ、船から身を乗り出してイケスへ投げ込んでいました。自分が与えたエサを魚が食べるのを見て、とても嬉しそうな様子。参加者からは「エサから脂とか出て、海が汚れないのか?」、「エサのオーダーメイドというのはあるの?」、「エサはどういう所で作られるの?」などエサへの質問が集中。敷物の代用として積んであったエサ袋も、参考にすると言って成分表の部分を切り取り持ち帰っていました。
  

 陸に戻る船の中で、「とても複雑な気持ちになった。養殖魚というのは、すごくコストがかかるし、魚離れの影響もあるのだろう、倒産に追い込まれる養殖業者も多くいると聞いた…。今回、見学をして安全が基本にあることを高く評価したし、環境にも配慮されていて感心した。できるだけ多くの人に伝えたいし、伝えなければ…。例えば、30代の子供のいる人などにもっと伝えてもらいたい」との感想も聞かれました。

<おいしい養殖魚に舌鼓!!>
 陸に戻った一行は、試食を兼ねた昼食をとるため、漁協前にある民宿へ。地元水産関係者等と共に昼食会を行いました。当日の昼食メニューは、地元で養殖されたハマチ・アジの刺身、マダイを使った赤出し、天ぷらなどで、参加者からは「美味しい、この魚は何?」、「養殖魚ってこんなに美味しいの?」などの声が聞かれました。デザートは地元で採れた大きな蜜柑。その甘酸っぱさに皆さん笑顔でした。
  
<活発な意見交換−生産者の努力をもっとPRすべき!>
 食後に開催された意見交換会では、関西地区と同様に消費者と生産者がより多くのことを意見交換することができるように、2会場に分かれて行われました。消費者からは「学校で魚の教育がなされていない。美味しさ、安全、栄養バランスの良さという点でPRに力をいれるべき」、「海の環境を良くするために、地域の人々はどの様な取り組みをしているか?」、「環境に良いとか社会的に役に立つといった意義があれば高いものでも買うようになっている」などの意見・質問が出され、生産者そして地元関係者等がそれら1つ1つに丁寧に答えていました。消費者からは、特に“養殖魚の安全性のPR”“環境への配慮”に関する意見・質問が多く、また、生産者の努力をもっと広報するべきではないのかとの提案等も頂きました。

 意見交換会を終えた一行は、バス出発までの時間、漁協のすぐ側にある漁協直営の販売所で買い物を楽しみ、午後3時45分、大沼会長そして地元関係者等に見送られながら内浦漁協を出発し、午後7時頃に無事東京駅に到着し、関東地区での意見交換会と養殖漁場視察は終了しました。
  

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