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乳がん予防−「野菜・果物・魚」を多めに
愛知県がんセンターが調査 
 
 野菜や果物、魚などをよく食べる食生活の女性ほど、乳がんになるリスクが低いことが、愛知県がんセンター疫学・予防部の広瀬かおる主任研究員らの大規模調査で分かった。14日から札幌市で開かれる日本癌学会で発表される。

 広瀬主任研究員は「今までは特定の栄養素や単一食品とがんの関連の調査が中心だったが、食生活全体を分析することで、がんの予防を目的とするメニュー作りに役立つのではないか」と話している。

 調査対象は1989年1月から2000年12月までに同センターで受診した40−79歳の女性2万4218人。このうち1885人が乳がんと診断された。広瀬主任研究員らは食習慣に基づいて、対象者全員を
 (1)野菜や果物、魚、豆腐、イモ類、牛乳を好む「健康志向型」
 (2)肉や脂っぽい食べ物を好む「肉・脂肪摂取型」
 (3)朝食にご飯やみそ汁を好む「日本食型」
 (4)漬物や魚の干物など、塩辛い味を好む「塩分嗜好型」
の4類型に分類。各タイプを食生活における好みの食品の摂取割合などから4ランクごとに乳がんに対するリスク評価を実施した。

 その結果、「健康志向型」の中では、野菜などの摂取割合が最も少ないグループを1.0とした場合、リスクは順に0.89、0.85と減少し、最も多いグループは0.73となった。50−79歳に限った場合、同様に1.0から0.70→0.73→0.66となり、減少幅が大きくなった。

 それ以外の3類型では、各ランク間に統計的な有意差はほとんど認められなかった。
 広瀬主任研究員は「肉類や脂肪については肥満体形の女性に限った場合、多く摂取するほどリスクが高くなる結果がでたので、野菜を意識してとるなど、注意してほしい」としている。

(2005.9.15 みなと新聞)
  

  
  

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