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トラフグ1万3,000尾
ICRAS、因島に陸上養殖施設
今年9月に初出荷予定
 
ICRAS(株)は、トラフグを陸上で養殖する施設「ICRAS(イクラス)因島循環養殖センター(仮称)」を広島県尾道市因島重井町に建設する。
完成予定は4月末ごろ。完成とともに1万3,000尾(プラスアルファ)のトラフグ種苗(1尾約200グラム)を入れて養殖を開始し、今年9月から800グラム以上のサイズを出荷する予定。
初年度出荷計画尾数は1万3,000尾を見込む。

同センターの敷地面積は約1,200平方メートル。
円形大型水槽4基(1基当たり100トン)、ろ過装置(ろ過能力毎時約300トン)と種苗生産・中間育成用の5トン水槽6基を設置。
取水は地下24メートルの浸透海水(湧水毎分500リットル)で紫外線殺菌処理して使う。
最大養殖尾数(円形水槽4基)は平均サイズ1.1キロのトラフグ換算で約1万3,000尾。

センターの上屋は「フッ素樹脂フィルムのドーム」となり、内部に支柱がないため使い勝手に優れている。
乳白色のフッ素樹脂フィルムで紫外線を100%カット。
光の透過も70%カット、また天井部はフィルムを2層にして間に空気を入れている。
太陽光で温められた空気を逃がして言う構造となり、ドーム内の室温が保たれる。
ドーム天井までは約7メートルで側面部は巻き上げることも可能だ。

多額な投資イメージがある陸上養殖施設だが、同センターは自社開発の閉鎖循環養殖システム、施工業者の新しい技術の採用などで投資額の低減を図った。
運用後のランニングコスト低減も考慮している。
伏見社長は「採算性を重視し、コストをできるだけ抑えた陸上養殖施設とした。
自社運営で一つの成功例をつくり、陸上に基地を置いた養殖がもっと普及できるよう、施設ノウハウや技術的支援を提供していきたい」と話す。

(2009.4.13 みなと新聞)
  

  

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