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平成14年度 関西・北陸・東海地区、関東地区
『養殖魚についての意見交換会』開催!
“エサ・医薬品等、養殖魚の安全性に話題が集中”
〜求められるより積極的な情報開示〜
 
 去る11月21日(木)・22日(金)の両日、(社)全国かん水養魚協会(以下全かん水)では養殖魚インフォメーションセンター事業の一環として、先の11月7日(金)に北海道旭川市において開催した北海道・東北地区での標記意見交換会(既報)に引き続き、生産者、流通機関(荷受・仲卸・小売)、消費者ら養殖魚の流通に関わる川上から川下までの関係者を多数集め、「消費者が求める情報は何か?」をテーマとする平成14年度関西・北陸・東海、関東両地区における『養殖魚についての意見交換会』を開催した。

(1)開会挨拶:関西・北陸・東海地区にて
 21日に大阪市中央卸売市場管理棟会議室において開催した関西・北陸・東 海地区の意見交換会には約60名が参加。
▲意見交換会、会場風景。    熱心に話しを聞く参加者ら。
▲意見交換会、会場風景。
  熱心に話しを聞く参加者ら。
   まず、主催者を代表して稲垣光雄全かん水専務理事が「本意見交換会の目的は、一つは生産・流通・販売の各業者が一体となって消費者が望まれる安心できる魚をどの様な形で生産・供給してゆくのかであり、今一つは養殖魚の安心をどの様に担保してゆくのか−の2つと考えており、生産者と消費者の皆様が一体となって魚類養殖業について忌憚のない意見を交換して頂き、魚類養殖業の発展に役立ててゆきたい」と挨拶した後、冨田智明水産庁増殖推進部栽培養殖課課長補佐が「行政とてこうした機会を有効に活用し、日頃消費者の方々が抱いておられる養殖魚に対するイメージを敏感に受け止め、今後どの様にして安全で安心な養殖魚というものを確立するか、そのためにはどの様な政策を立てれば良いかということに大いに役立たせたい」と挨拶。
(1)開会挨拶:関東地区にて
 一方、翌22日に東京都千代田区のJAビル会議室において開催した関東地区の意見交換会には約50名が参加。
▲熱心に質問する消費者。    安全性に関する話題も多い。
▲熱心に質問する消費者。
  安全性に関する話題も多い。

▲現場での事例を紹介する生産者。
▲現場での事例を紹介する生産者。
   まず、主催者を代表して嶋野勝路全かん水副会長理事が「本意見交換会は、全かん水が養殖魚についての情報を広く消費者の方々に知って頂くために昨年度立ち上げた養殖魚インフォメーションセンター事業の一環として開催しているものです。今後消費者の方々から信頼される安全で安心出来る養殖魚が確立出来るよう忌憚のない活発な意見交換をお願いしたい」と挨拶した後、来賓を代表して山下潤水産庁増殖推進部栽培養殖課課長が「昨年発生したBSE問題以降、消費者の方々の食品に対する関心は非常に強くなっている。現在政府では食品の安全という面から食品安全基本法を設定すべく検討に入っており、その事務局として食品安全委員会を創設し、食品全体の安全性を確保して行く制度と仕組みを作って行こうと検討しています。また、それぞれの法制度も見直しに入っており、厚生労働省を中心に食品衛生法の見直しや私共農林水産省においても薬事法・飼料安全法等々様々な食品の安全に関する法制度の見直しを行っています。こうした法整備は食品の安全という部分への取り組みであり、安心という部分ではこれらの法制度を如何にして守って行くのかということが基本であり、この様な意味においても本意見交換会が活発なものとなるよう期待しています」と挨拶。
(2)HPを利用しての魚類養殖現場の紹介
 この後、両地区共に意見交換会に先立ち参加者への話題提供として全かん水が本年3月に開設した養殖魚に関するホームページ「ウォールドくんのお魚大百科」を用いて我が国海面魚類養殖業の現状を紹介。現状紹介は、産地や魚種の他、種苗、餌飼料、漁網防汚剤、疾病の予防・治療法、飼育管理法、生産履歴、流通経路や輸送手段等々について映像を交え、分かり易く説明した。

(3)意見交換会  
 両地区共に、全かん水が設置している養殖魚インフォメーションセンター検討委員会委員長の濱田英嗣下関市立大学教授を座長として、参加した消費者の方々からは、養殖魚に与えているエサや病気治療に使用している水産用医薬品等の安全性に話題が集中したのに対し、各産地より参加した生産者からは自家の養殖で使用しているエサや水産用医薬品の種類、また使用方法等の事例を詳しく紹介し、参加した消費者の方々に養殖魚の安全性についての理解を求めた。
【意見交換会での質問内容(一部紹介)】
「養殖魚に与えているエサや抗生物質等が安全なものであって欲しいと願っているが、その実態はどの様になっており、またそのチェック体制はどの様になっているの か?」
「養殖魚の病気に対する予防は判ったが、過剰予防とはなっていないのか?」
「現在使用している漁網防汚剤はどの様なものがあって、その安全性・環境への負荷はどの様になっているのか?」
「ドライペレットは主原料(フィッシュミール)以外にどの様なものが含まれているのか?」
「医薬品のモニタリング検査はどの位の回数が行われているのか?」 、等々

 また、意見交換会終了後には両地区の意見交換会へご参加頂いた消費者の方々に全かん水から全国の養殖業者が我が子同様に手塩に掛けて大切に育てた試食用の養殖ハマチの短冊パックと養殖マダイを使った加工品(レトルト食品)を手渡した。

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