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鹿児島純心女子大学生が養殖漁場視察
東町漁協の養殖漁場を視察
鹿児島純心女子大学健康栄養学科
1年生36名が参加
 
  (社)全国海水養魚協会(以下全海水)では、11月23日(祝)、鹿児島純心女子大学の健康栄養学科の学生を対象とした漁場視察を鹿児島県東町漁協にて開催しました。これは、今年2月に鹿児島県で開催した第36回全国海水養殖シンポジウムの「養殖魚についての意見交換会」への同大学学生の参加をきっかけに浮上した企画で、大学、東町漁協、鹿児島県かん水養魚協会の協力を得て、将来栄養士をめざす学生に生産の現場を知ってもらおうと実現したものです。当日は森中房枝同大学准教授のもと、学生36名と教職員6名の参加があり、曇り空ではありましたが予定通りの視察が実施できました。
餌の冷凍庫内の様子
餌の冷凍庫内の様子
     学生たちは2班に分かれ、市場、餌料の冷凍庫を視察したのち、海上のブリ・タイの養殖漁場とブリ加工場を視察しました。
  養殖漁場視察では、生け簀のある沖まで船に乗って行くということもあり、船上は賑やかな雰囲気に。生産者から給餌の仕方やエサについて説明を受け、ブリの生け簀に乗り移って、生け簀の枠の上から間近に給餌作業を視察しました。学生の皆さんにとって初めて見る給餌作業はとても新鮮に映ったようです。参加者からは、生け簀の中には何匹ぐらい入っているのか?、出荷までの期間?、タイの日焼け防止用の網についてなどの質問があがりました。

  ブリの加工場では、加工課の濱畑幸一課長からくわしい説明を受けました。ブリは同時開放のないインターロックをとった高速シャッターで区分した入荷前室から作業室へと搬入されること、保管場ではブリの鮮度を保つため、氷温で管理し、 室温も20度以下の一定温度に維持されること、1時間半で約1000本が製品化されること等。そして機械によって頭と内臓を除去されたブリが洗浄機へとかけられ、丹念に洗浄された後、ドイツ製フィレマシーンによって瞬時に三枚におろされるところを見学。この場面では参加者は皆とても驚いた様子でした。

  その後会議室で、安心・安全な養殖魚を生産するための東町漁協の取り組みについて説明を受けました。
  品質の統一化をはかるため漁協オリジナルの飼料を使用していること、独自の「ブリ養殖管理基準書」の作成、トレーサビリティシステムの構築、養殖ブリの加工場として全国第一号のHACCP(ハサップ)を取得したことなど、説明を受けました。
  一方、濱畑課長からは「みなさんは回転寿司屋では“天然ブリ”と“養殖ブリ”のどちらを食べますか」という問いかけがあり、大半の参加者が天然の方に手を挙げます。その後もう一度課長から、「では、焼き肉屋で“鹿児島産黒毛和牛”と“天然牛”とどちらを注文しますか」という問いかけに対しては、今度はほぼ全員が黒毛和牛を選択。課長が、「牛も豚もみんな人の手で育てている養殖。ブリやタイも同じなんです。品質が良く、おいしいものを皆さんの感覚で選んでもらえると嬉しい」と述べると、学生の皆さんは、今まで全く気にもしていなかった事を問いかけられたといった面持ちでした。
タイの生け簀横で生産者から説明を受ける
タイの生け簀横で生産者から説明を受ける

東町養殖漁場遠景
東町養殖漁場遠景
     その後は、これまで見てきた多くの生産行程を経て食卓にのぼった“鰤王(東町の誇るブランドぶり)”の試食を、昼食を兼ねて行いました。あら煮や鰤汁をおかわりする人も多く、視察は盛況のうちに終えることが出来ました。

  全海水では、このように、学校を対象にした養殖漁場視察に積極的に対応しています。ご関心をお持ちの学校関係者の方は下記までご連絡をお願いします。
〒652-0844
神戸市兵庫区中之島 1-1-5 市場北棟301
電話:078-681-9106 Fax: 078-681-1872
メールアドレス:info@yoshoku.or.jp
社団法人 全国海水養魚協会

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