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「もっと知ろうよ!養殖魚」
― 横浜市磯子区で勉強会開催 ―
 
平成16年4月28日、横浜市磯子区役所で開催された磯子区消費生活推進員合同会議で「もっと知ろうよ!養殖魚」と題した勉強会が開催されました。
※磯子区では、昭和50年に発足した消費生活推進制度の活用で消費者の要望を組み入れた活動が進んでおり、一例として情報公開やゴミ30%削減運動等区民の意識も高まっている。そして、磯子区の消費推進活動は「しっかり選ぼう消費者の智恵」をテーマとして展開されている。
   勉強会では、
 ・日本における水産物の需給動向
 ・養殖魚の種類
 ・養殖魚と天然魚の生産量比較
 ・養殖の種苗はどのように確保されているか
 ・養殖に使われるエサの種類や安全性はどうなっているか
 ・どのように消費者まで届くのか
 ・養殖業者はどんな作業をしているか
などなど、養殖魚の現状について、図表や映像を用いた説明が全かん水事務局より行われました。
 続いて、宮崎県の串間地区で実際に養殖している(有)丸栄水産の大野隆由さんから、現場での養殖の方法、出荷の方法、現場での作業内容、美味しい魚を育てる工夫、安心な魚を作りあげる努力など苦労話を交えた現場の様子を紹介。
このあと、「養殖魚は汚いしかも狭い所で養殖されていると思っていた」「漁場の環境汚染は進んでいるのか?」など、消費者の疑問や関心事について活発な質疑応答が行われ、大野さんと全かん水事務局から各々回答説明がなされました。
 主な質問や疑問は以下の通りです。
Q: 環境保全への取り組みは行われているか?。
Q: 天然魚を目指した養殖をしているのか?、それとも養殖独自のブランドを目指しているのか?。
Q: 生産者がはっきりわからないというイメージが養殖魚にはある。
Q: 中国の養殖魚が輸入されているが、中国では薬は使用していないのか?
Q: エサに添加物が一杯入っているのではないか、抗生物質が一杯使われているのではないか、など消費者は養殖魚に悪いイメージを今も持っている。天然物が800-1000円、養殖物が500円であれば高くても天然物を買う
Q: 分養とか出荷はどのようにおこなうのか?。
Q: 何処に注文すれば新鮮な魚が手にはいるのか?。

    また、大野さんからは、環境を大切にするため、底質改良剤の散布や堆積物を浄化する微生物の利用、漁協ぐるみでの浜清掃の事例が紹介されたほか、生活排水などの陸上由来の汚染は消費者と一緒に考えないといけない問題があることが訴えられました。
 一方、消費者側からは我が国の食料自給率の低さから、「基本的には日本産を食べたい、日本の魚を増やす努力が必要です」「消費者として何ができるか、?買う、買わないの意識が重要、?生産者に求めるのは、安全で美味しい魚であり、価格は適正であれば良い」との意見もだされました。

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