戻る トップページへ戻る

スーパーで養殖魚履歴情報取得
長崎県総合水試 実証実験
1尾ずつICタグ装着で
 
 長崎県総合水産試験場は、ICタグを養殖魚1尾ずつに装着、出荷することで、量販店・スーパーの鮮魚売り場で消費者が購入時、生産から流通履歴情報を知ることができる養殖魚トレーサビリティシステムの実証実験を5日、長崎市のスーパー「夢彩都」で初めて行なった。

ICタグを装着したのは、長崎県内(五島・対馬・長崎市)で養殖されたフグ、ハマチ、ヒラマサで、1尾ずつ重量と出荷日時やデータベースにアクセスするID情報を装着して出荷。スーパーでは、ICタグの情報を2次元バーコードに変換し、トレーパックの包装ラベルにバーコード印刷して売り場に並べるとともに、売り場にはバーコード情報を読み取るタッチパネル式の機器を置いて、水試の担当者が消費者に説明しながら利用を呼びかけた。

 売り場では、トレーパックのバーコードを読み取ることで、データベースにアクセスでき、餌から種苗導入先、投薬などの生産履歴、流通過程などの情報を得ることができる。また、売り場に置いたタッチパネル式の機器以外にも、カメラ付き携帯電話でアクセスできるため、買い物の主婦も興味深そうにタッチパネルを操作したり、携帯電話をつかってアクセスするなど反応もまずまずだった。

 システムは現在試験段階で、コスト面などは今後の検討課題。全国で本格的に導入するには「卸売市場から量販店・スーパーまで水産流通の各段階でシステムに必要な機器を導入する必要があり、さらにデータベースをどこで統括するかなど情報管理の問題が残されている」(同水試)。  なお、同水試では来年2月に、ICタグ装着を自動化する機器のテストを行なう予定。

(2005.11.10 みなと新聞)
  

  

戻る トップページへ戻る