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『東京海洋大学・学園祭で養殖魚PR』
魚類養殖の明日を考える若手検討委員が活躍
=丼の販売、活魚の展示、ビンゴゲーム、ブリ解体実演=
 
養殖魚を使った郷土料理紹介
養殖魚を使った郷土料理紹介
    (社)全国海水養魚協会(以下、全海水)は、養殖魚の消費対策事業の一環として、去る11月2日(日)〜3日(月・祝)の2日間、東京海洋大学(東京都港区)で開催された学園祭『海鷹祭』に参加し、?養殖魚を使った郷土料理(“あつめし”と“鯛縞丼”)の紹介と販売、(1)お魚シャトル号での養殖活魚の展示、(2)ビンゴゲーム(有料)=景品は養殖魚、(3)7kgブリの解体実演、(4)パンフレット等の配布を通じて養殖魚のPRを行った。
 両日とも学生や近隣住民等多数の人手で賑わいを見せ、郷土料理は昼頃には各300食が完売、ビンゴカードは早々に売り切れた。
 同イベントへの参加は、東京海洋大学の馬場治教授と武田誠一教授のご協力のもと実現したもので、昨年に続き2度目となる。
“養殖魚を使った郷土料理の紹介と販売”
 全海水のブースの中心は、養殖魚を使った郷土料理の紹介と販売。
魚類養殖の明日を考える若手検討委員の村松一也氏(大分県)は、農林水産省の郷土料理百選の第6位に選ばれた『あつめし(ブリのヅケ丼)』、熊本県の深川英穂氏がマダイの昆布〆と柚子〆、シマアジの刺身を使った『鯛縞丼』を各日300食/日ずつ販売した。
自ら店頭に立ち「私たちが愛情込めて育てた養殖魚です」と声をかけての販売効果は絶大で、昼前には行列が出来、村松、深川両氏の心配をよそにあっという間に完売。食べた人は「おいしい!」「もう一度食べよう」と満面の笑み。グループで来場した人の中には、二つの丼を交換して2つの味を楽しむ光景も見られた。また、「養殖魚も美味しくなったね」「育てた人の顔が見れるっていいね」といった声や「どうやって作るの?」と作り方を尋ね、「買って帰って早速作ってみるわ」との声も聞かれ大好評であった。
また、深川氏は、鯛縞丼の具であるマダイ・シマアジのロインを真空パックした加工品の販売も行い、こちらも瞬く間に売り切れた。
お魚シャトル号の水槽に興味津津
お魚シャトル号の水槽に興味津津
   ブリ解体実演
ブリ解体実演
“お魚シャトル号で活きた養殖魚を展示"
最終日の3日には、正門を入ってすぐの一番目立つ場所におさかなシャトル号を配置し、ハマチやカンパチ、マダイ、ヒラメ、シマアジ、マアジ、サバ、ウマヅラハギ、メバル、カサゴ等多数の養殖魚を展示し説明を行った。
魚好きの学生や子供達はもちろんのこと、老若男女問わず多くの来場者が足を止め、普段見ることの出来ない泳ぐ養殖魚の姿に歓声を上げ、記念撮影をする人も多く見られた。また、水槽をのぞき込みながら「この魚は何ですか?」「ハマチとカンパチってどこが違うの?」「アジが大きくなるとシマアジになるの?」「何年くらい養殖してるの?」「左に目があるのはヒラメ?カレイ?」等質問の嵐。「美味しそう」「食べたい」という来場者も多かった。

“ビンゴゲーム”
午前と午後の2回実施したおさかなシャトル号を使ったビンゴゲームでは、ハマチのラウンドをはじめ、ブリフィレー、カンパチロイン、シマアジの姿造り、マダイの加工品、あつめしセット等、バラエティーに富んだ養殖魚と加工品を用意した。1枚500円で販売したビンゴカードゲーム参加券は、午前、午後ともに準備をした各100枚が瞬く間に売り切れた。
いざビンゴゲームが始まり、魚の名前(漢字)が書かれたカードが箱の中から取り出されると、会場は一気に盛り上がりを見せた。
ビンゴゲームを進めていく途中には、魚の漢字当てクイズや、その魚にまつわるクイズを行いつつ、深川氏が“養殖魚を育てている環境”や“種苗導入から出荷までの流れ”“生産者の想い”等を説明し、養殖魚の知識を深めて貰った。クイズでは歓声が沸き、深川氏の説明には感嘆の声があがった。 ※クイズの正解者にはマダイのストラップをプレゼント。

“7kgブリの解体実演実演”
ビンゴゲームに続いて、午前と午後2回にわたってブリの解体実演を行い、終日養殖魚についてのPRイベントが続いた。
ブリの解体実演は、松村氏が自分で育てた立派なブリを長い包丁とまな板を持ち込んで実施。解体ステージの周りには開始前から黒山の人だかりが出来、鮮やかな手さばきで、頭が落とされ、三枚、柵、皮引き、刺身になっていく様子に「すごい」「かっこいい」等と大きな歓声と拍手が上がった。
手際よくさばく間にも、授業のプロである武田先生も加わり、村松氏と一緒に“捌き方のコツ”や“包丁やまな板へのこだわり(いいものを大事に使っていること)”“養殖魚の良さ”や“モジャコからどのようにブリまで育てたのか”“生産者の想い”“魚の栄養価や旨味”“保存方法”等の説明が行われた。そして見学者の質問にも丁寧に回答を行った。

“絶好のPRに”
養殖魚を使った料理の紹介と販売、パンフレット等の配布に止まった昨年に比べ、馬場、武田両先生の全面協力を得た今回の取り組みは、大盛況に終わった。
今回の取り組みを終えた村松氏と深川氏は、消費者の声が直に聞け「愛情込めて育てた養殖魚の“本当の味”“食べ方”“こだわり”“よさ”や“生産者の想い”を多くの人に伝えることができた」「魚に興味があり将来の水産業界を支えてくれる学生に加え、地域の人達がたくさん来場され、養殖魚の絶好のPRになったと思う」と手応えを感じ、「これからも生産者自らが、積極的に消費者のもとに出向いて養殖魚のPRをしないといけない」とこれからの活動方針を語っていた。
 なお、学園祭は11月1日〜3日の3日間で行われ、1日には福島県相馬双葉漁協・漁業者によるホッキガイやカレイ、チリメン等の販売も行われていた。

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