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養殖マダイを知る
おさかなマイスター協会フォローアップ講座
試食会も好評
 
      日本おさかなマイスター協会は3月24日、マイスターやマイスターアドバイザー取得者向けのフォローアップ講座「養殖魚を知る」を全国海水養魚協会の協力を得て開催した。マダイ養殖業者から現場での工夫や取り組みについて話を聞くとともに、2産地の養殖マダイを食べ比べ、養殖魚についての理解を深めた。
  養殖魚をテーマとしたフォローアップ講座は初めて。日々、質的に進化している養殖魚について学習するとともに、生産者の声を聞いて養殖業の現状を勉強することを目的としたもので、マイスター講座で講師を務める馬場治東京海洋大学教授の橋渡しで実現した。

   「産地の声を聞く」パネルディスカッションには、安高水産(有)(愛媛県愛南町)の安岡高身専務と深川水産(株)(熊本県天草市)の深川大史氏が参加。それぞれの養殖方法などについて話を聞いた。
  利用する飼料や身の臭みを消すためにハーブやニンニク抽出エキスをそれぞれ混ぜていることなどを紹介。医薬品の残留の心配がないことも丁寧に説明し、養殖魚への偏見なども含めて、養殖業の厳しい状況についても触れた。
  試食会では、安高水産と深川水産のマダイを食べ比べた。22日午前7時に〆たものと、23日午前7時に〆たものをそれぞれ提供。参加者らは、色や見た目などを観察してから、食感や味などを吟味して味わった。また全海水から養殖ブリも提供され、刺身を炙(あぶ)る食べ方が提案された。参加者からは「養殖といわれなければ養殖かどうか分からない」「どちらもおいしい」といった声が聞こえた。
養殖方法などについての質問に答える深川氏(右手前)と安岡氏(右奥)
養殖方法などについての質問に答える深川氏(右手前)と安岡氏(右奥)
  

   安岡氏は「養殖魚ならではのおいしい食べ方なども提案できたらと思うし、マイスターの皆さまにも生み出していただければと思う」と未来への希望を語り、深川氏も「天然か養殖かではなく、それぞれによさがあるので両方食べてもらえたらと思う」と述べ、ともに、普及にも力を入れていく意向を示した。
2012年3月27日 水産経済新聞

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