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筑豊消費者の会が大分県の魚類養殖漁場を視察
〜消費者と生産者の信頼関係が大切〜
=「聴覚」「視覚」「味」「臭覚」「触覚」の五感で体験=
 
▲勢いよくエサに飛びつく様子に驚く参加者
▲勢いよくエサに飛びつく様子に驚く参加者
    10月23日(木)、福岡県の消費者団体、筑豊消費者の会(坂井豊子会長)の代表35名(以下一行)が大分県南海部郡蒲江町西野浦のJF大分県漁協下入津支店(以下同支店)を訪ね、同支店の沖合養殖漁場の視察と同地で生産された養殖魚の試食の他、地元生産者と意見交換等の交流を図った。
 今回、一行が同地を訪問したのは、(社)全国かん水養魚協会(以下本協会)が昨年の11月に福岡市で開催した「養殖魚についての意見交換会」に参加した同会代表から本協会へ「養殖魚について勉強がしたいので何処か九州地区の魚類養殖漁場を見せて貰いたい」との申し出があり実現したもの。
 視察当日、一行は午後12時に大型バスで今回の視察場所となった同支店に到着。到着後、一行は始めて見る魚類養殖漁場に胸を弾ませながら、地元生産者の村松一也、浪井満洋両氏の操舵する2隻のモジャコ採捕船(ブリ・ハマチの稚魚を採る専用船)に分乗し、入津湾沖で展開されている同地の沖合養殖漁場へ向け出航。約15分で現場に到着した一行は、太平洋を一望出来る大海原の養殖漁場の立地にまずビックリしていた。「まさか養殖魚がこんな沖で育てられているとは想像もしていなかった。こんなに環境の良いところで育てられているのなら、ただ魚が囲われているだけで何ら天然魚と変わらない」と坂井会長は養殖漁場を目の当たりにし、驚きを隠せない様子で話した。そして、一行はハマチとシマアジの給餌(エサやり)作業を視察し、生簀の大きさや収容している魚の数量、またエサの原材料や与え方など生産者の説明を興味深げに聞き入っていた。

 めったに体験出来ない漁船での養殖漁場視察を終えた一行は、続いて大分県マリンカルチャーセンターに移動し、昼食を兼ねて養殖魚を試食した。浜から獲れたばかりの新鮮な養殖ハマチ・養殖マダイ・養殖ヒラメのお刺身を味わい、「美味しかねぇ」「美味しかたい」と養殖魚の美味しさ頬をゆるめた。
▲新鮮な養殖魚に思わず「おいしかね〜。」
▲新鮮な養殖魚に思わず「おいしかね〜。」
   ▲意見交換会にて熱心にメモをとる参加者
▲意見交換会にて熱心にメモをとる参加者

 続いて、一行は地元生産者と交流会を行った。冒頭、大分県かん水養殖協議会の山本勇会長が、「消費者の方には養殖魚は天然魚に比べ劣るとの先入観があるようですが、決してそんなことはありません。今日皆様に見て頂いた様な環境のもとで生産者が真心を込めて育てており、自信を持って提供しています」と挨拶した。
 交流会では、参加者から「漁場環境はどの様にして維持しているのか」「漁場の水質検査は定期的に行っているのか」「店頭での産地表示が曖昧であり、何とか出来ないのか」「直販はされているのか」などの質問の他、「聞くと見るとでは大違いであり、消費者の理解を得るためにも今回の様な漁場視察は生産者にとっても必要」「養殖魚の安全性をPRするためには消費者と生産者との信頼関係を築いて行くことが大切」との提言も寄せられ、限られた時間の中、一行と地元生産者が有意義な交流を行った。

 最後に、一行を代表して坂井会長が、「本日は、私共の訪問に対応して頂き、心からお礼を申しあげます。訪問させて頂いた35名は2市8町から構成されている本会の各リーダーであり、本日、五感で体験させて頂いた貴重な経験は責任を持って他の会員へ伝えます」とお礼の意を述べ、大分県での養殖漁場視察を終了した。

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