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徳島色全開「すだちぶり」販売
スダチ飼料育ち
EP開発から参画
徳島魚市場、9月から
 
9月から販売を開始する「すだちぶり」
9月から販売を開始する「すだちぶり」
  
【徳島】徳島魚市場は飼料メーカーなどと共同し、特産品のスダチの果皮を添加したエクストルーダー飼料(EP)を開発、同飼料で育てた「すだちぶり」を9月から販売する。スダチ効果により魚臭さは抑えられ、さっぱりとした後味に仕上がる。一般的な養殖ブリに比べ、可食部には4倍ものビタミンEが含まれており、高い抗酸化作用が血合い肉の変色を遅らせる効果も見いだした。

全国シェアのほぼ100%、名実ともに徳島県を代表する柑橘類のスダチ。入手しやすい地産商品は、香気成分が集中する搾汁後の果皮に、「高い効能と残渣(さ)の有効利用の点で価値がある」と、目を付けた。柑橘系養魚の新ブランドが各地で誕生する中、委託でレモンなど添加する場合、生餌と粉末飼料に混ぜて整形するモイスト飼料(MP)や、EPへの外添が一般的だが、成分を効果的に摂取させるため、徳島魚市場はEP飼料そのものの開発から始めた。水産素材の抽出精製を得意とする子会社が、スダチを粉末処理。同社でアスタキサンチン抽出後に精製されるアミエビ殻も用い、飼料メーカーと共同開発した結果、MPに劣る嗜好性についても、克服している。

スダチ飼料を2−3か月与え完成した「すだちぶり」は、生臭さや脂のしつこさが少ない特徴をもつ。また、一般的な養殖ブリに比べ、可食部に4倍ものビタミンEを含み、高い抗酸化作用で血合い肉の鮮やかな色調を長時間維持させる、副次的効果も示す。

9月末から県内量販店を中心に出荷を始め、10月から大手回転寿司チェーンに登場する予定。

サイズは3キロ後半から4キロ台で、来年1月中旬くらいまでに7万5000尾の出荷を見込んでいる。

水産経済新聞

  

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