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日本人はEPA不足
心臓病などの死亡率3倍
1日1グラムの摂取推奨
 
  

EPAの摂取量は、対の働きをする肉系脂・アラキドン酸との比率(EPA/AA)が指標となる。望ましいとされる摂取比率は1。日本人のEPA/AA比は45歳未満で0.28、45〜64歳で0.51、65歳以上で0.68と各世代とも不足している=グラフ。

九州大大学院久山町研究室の調査によると、EPA/AA比が0.25以下の人は0.75以上に比べ総死亡率が2倍、心臓や血管による死亡率が3倍多かった。

1979年から千葉大とEPAの共同研究している日本水産は1日1グラムの摂取を推奨する。厚生労働省調べで、2010年時点、20〜40代のEPAとDHAの食事摂取量は0.2〜0.3グラム。「EPA単体の摂取量は最大でも0.15」と同社は推測する。

医学会で研究開始、民間も機能に期待

近年になり注目を集めているEPAだが、研究の歴史は長い。発見は60年代。魚やアザラシを主食とするイヌイットが、肉食中心にもかかわらず心臓病で亡くなる数が極めて少ないことにデンマークの医学者が着目。イヌイットの血液を調べるとEPAが多く含まれており、心筋梗塞や狭心症による死亡率がデンマーク人より29.2ポイント低い5.3%であると分かった(出典=Scand J Clin Lab Invest 42:1982)。

医学界でEPAの研究が進むにつれ、スポーツ、健康維持など幅広い分野で活躍できることが判明。民間企業もEPAの機能性に着目し始めた。

2014/12/22 みなと新聞

  

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