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シンガポール「JF KANDA WADATSUMI」人気
伝わる日本の魚食文化、地元客5割に
フェアで四季の魚堪能
 
日本の四季を魚で感じられると人気の料理
日本の四季を魚で感じられると人気の料理
  

今年1月、JF全漁連がシンガポールにアンテナショップとしてオープンした和食レストラン「JF KANDA WADATSUMI」が、好調なスタートを切っている。地元紙も「リーズナブルでダイヤの原石」と絶賛、当初日本人の多かった来客も、5月には地元民(ローカル)比率が5割に達した。2月の「愛媛」を皮切りに始まった月替わりの産地フェア人気で、日本の新鮮で多様な魚食文化を伝えるのに大きな役割を果たしているようだ。

同店がオープンしたのは今年1月。日本の魚、本当の和食を世界に伝える目的で、日本の「神田わだつみ」と提携し出店した。平均客単価は約1万円と決して安い店ではないが、現地では、「鮮度と料理の質に比べてもリーズナブル」と評判を呼び、口の肥えた地元の富裕層で連日賑わっている。当初目指した「1年後にローカル比率7割」は、半年を待たずに達成できそうな勢いだという。

地元の経済新聞「ビジネス タイムズ」のレストラン批評で高い評価を得たのも、評判に拍車を掛けた。

JFグループのネットワークを活用した各地水産物を使ったフェアも、人気を支える要因になっている。

2月の愛媛から始まったフェアは、3月は宮崎、4月に兵庫、5月に長崎を開催。7月は4日から三陸フェアも始まる。フェアは、愛媛ならタイ、ハマチ、宮崎はカツオ、カンパチ、兵庫では浜ホタルイカ、明石タコ、そして長崎はイサキやアオリイカなど、その地の旬、それも「漁連には地元で最高の旬の魚を揃えてもらっている」という。宮崎のカツオでは9キロという大物が届けられ、評判を呼んだという。

同店のマネージングディレクターを努める小舟憲佳JF全漁連購買部次長は、「各地からは、旬の魚と一緒に地元での食べ方も届く。それを原慎二店長がアレンジして出すので、毎回フェアの人気は高い」という。7月の三陸フェアでは、岩手がワカメやエゾイシカゲ貝、宮城からはホヤなどの料理が提案される予定だ。

小舟次長は、「最初は、社用で訪れる人が多かったが、次第に社用で来られた方が『おいしかったので』と休日に家族連れで来られるパターンも増えてきている」と確かな手応えを感じているようだ。

2015/06/11 水産経済新聞

フェアを楽しみに来店する客も多い
フェアを楽しみに来店する客も多い
  

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