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沖縄でもマグロ中間育成
豊田通商
人工種苗、五島に続き量産へ
 
ツナドリーム沖縄でも人工ヨコワに育てて出荷する(写真はツナドリーム五島で育成したヨコワ)
ツナドリーム沖縄でも人工ヨコワに育てて出荷する(写真はツナドリーム五島で育成したヨコワ)
  

豊田通商(加留部淳社長)は長崎県五島市に続き、沖縄県名護市でクロマグロ中間育成事業を始める。100%出資し昨年5月に設立したツナドリーム沖縄が、羽地漁協の正組合員として事業を手掛ける。羽地漁協は1日付で沖縄県から特別区画漁業権を取得した。

豊田通商は近畿大と提携し、人工ふ化した稚魚を1尾0.7〜1キロのヨコワに育成する事業を五島市のツナドリーム五島で手掛ける。さらに、7月には同市でツナドリーム五島種苗センターを稼働させ、人工種苗の生産を始めた。

ツナドリーム沖縄は30メートル円型イケス6基、従業員6人でスタート。五島種苗センターから初年度、稚魚2万尾を11月に受け入れ、中間育成する。生存率50%を目標に、来年春に1万尾の人工ヨコワを出荷する計画。

名護市を選地した理由に「冬季でも海水温が平均20度の高さ、天然リーフに囲まれ潮通しのよさ」(豊田通商)を挙げる。イケスにアンカーロープをつけるなど台風対策も取る。稚魚の池入れから種苗出荷までを11月から翌春にし、台風シーズンを避けた。

豊田通商は五島種苗センターで初年度4万尾、来年度6万尾、2020年度までに約30尾の人工稚魚生産を目指している。マグロ養殖は天然種苗の漁獲規制の強化が進み、人工種苗の需要が高まるのが必至。豊田通商は人工ヨコワ需要を30万〜40万尾と見込み、同社と近大グループを合わせ、35万尾を賄えると試算する。ツナドリーム沖縄では20年に5万〜6万尾の種苗生産を計画する。

2015/09/17 みなと新聞

  

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