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長崎養殖マグロ品評会
人工種苗マグロ、上位独占
1位にJF五島漁協、県内外から6本出品
解体や即売会も開催、さらなる規模拡大を目指す
 
厳正な審査が行われた品評会
厳正な審査が行われた品評会
  

【長崎】第4回長崎発「旨い本マグロまつり」の品評会(長崎県まぐろ養殖協議会主催)が12月12日、長崎県のホテルセントヒル長崎で開催され、JF五島漁協が出品した人工種苗マグロが最優秀賞を受賞した。特別賞は該当なしだが、2位にも橋口水産が出品した人工種苗マグロが入るなど、初出品ながら人工種苗マグロが上位を独占した。

審査委員長の宮原正典水産総合研究センター理事長は「1位、2位ともに人工種苗で明るい話題を添えた。年々差が少なくなって品質がよくなっている。1位は赤身が素晴らしくて満場一致で優秀賞。2位の橋口さんのは食べ飽きないおいしさで一般審査員からの評価が高かった。どちらもよい出来だった」と総評。

次回以降の開催についても「来年は築地市場の移転の年でもあるし、全国での養殖マグロ品評会ができるようにしたい」と言及し、さらなる規模拡大に希望を託した。

五島漁協の草野正組合長は「人工種苗のマグロをみんなに試食してもらうくらいの気持ちで出品したのが、高い評価につながり驚いている。認めてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

品評会では今年も県内の海域を5区に分け、各海域代表の1本ずつ、さらに県外から1本の合計6本が出品された。

審査は専門審査委員8人と一般審査委員9人の合計17人が色み、味などの観点ごとに配点。厳正さを保つため、出品者の名前は審査後まで伏せられていた。

冒頭、財部安則協議会会長は、「長崎県のマグロ養殖業は順調に発展し、昨年の生産量は4616トンで尾数、量ともに1位を達成した。全国一のマグロ生産県として今後も安全・安心なマグロを安定的に供給していきたい」とあいさつした。品評会に続き、長崎県総合水産試験場はこれまでの品評会で評価の高かったマグロの脂肪含有率について、「第3回の品評会で最も評価が高かったマグロ背部の脂肪率は20%だった」などと、測定器で計測した結果などについて発表した。

また、赤潮被害軽減の同試験場での取り組み内容などについても講演。「漁業者が自助努力することで、未然防止、被害の軽減が可能になる」とまとめた。

このほか、アプロジャパンの白石英一郎常務が同社で販売している「餌料サプリメント」の製品特性などについて紹介した。

「まつり」では品評会のほか、同日に開催されていた長崎県水産加工振興祭の会場で、マグロの解体ショーや一本200グラムのサクの即売会なども開催。養殖マグロのおいしさをアピールした。

2015/12/15 水産経済新聞

  

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