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愛媛・愛南町のぎょしょく普及戦隊「ぎょレンジャー」に悪役登場
水産の敵 台風、赤潮、ゴミモチーフ
 
  

【愛媛・愛南町】町の特産物を子どもたちにもっと知って、食べてもらおうと、平成22年に誕生した「ぎょしょく普及戦隊 愛南ぎょレンジャー」。カツオブルーやタイレッドなど、現在は7人組となり、水産PRに努めている。しかし、その活躍を阻む“悪役”が登場した。

その名も、「ぎょレンジャー・ダーク」。台風マフラーを巻く「タイフーン」、赤い髪の「アカシオン」、ゴミバケツ帽子をかぶった「ゴミエモン」の3人組で、漁業・養殖業に著しい被害を与える台風・赤潮・ゴミを題材にした。

町が行うぎょしょく出前講座で「ぎょレンジャーは誰と戦っているの?」という子供たちの疑問に答える形で、悪役づくりに着手。町内外の小・中学生が考案し、南宇和高校美術部の生徒らの協力を得て完成させた。

ただ、「“天敵”の3人をやっつければ、水産の課題が解決するというわけではない」と町水産課は話す。いずれも人間が介在したことで、被害が顕在化している。その他要因も多々あるが、水産業のヒーローとは異なる立場で、環境問題をより分かりやすく伝え、出前講座の内容充実に、大きな役割を担っていく。

愛南町は漁船漁業や養殖を基幹産業に、水産加工施設や流通拠点を抱える。ただ、魚食離れは当地でも同様という。食からの視点だけでなく、職業や環境、文化など総合的に魚を知り、共存してもらいたいと、町と愛媛大学は17年度から「ぎょしょく教育」プログラムを推進しており、「愛南ぎょレンジャー」も教材動画などさまざまな場面に登場している。

2016/01/14 水産経済新聞

  

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