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海外スシ店舗8.8万店
本家・日本の4倍に
和食人気を裏付け
 
  

海外の日本食レストラン市場が急拡大している。SUSHI(寿司)などを提供する和食店舗数は昨夏時点で約8万8700店。2年半で6割増え、"本家・日本"の4倍規模に成長した。低価格化やメニューの多様化が進み、裾野が急速に広がった。

農林水産省がまとめた昨年7月時点の日本食レストランはアジアが4万5000店で、世界全体の過半を占める。中国や東南アジアで可処分所得が向上した。市場規模は北米(2万5000店)、欧州(1万1000店)の順に大きく、中東やアフリカでも親しまれるようになった。

従来の「健康志向」「高級感」に加え、客単価が1人10ドル以下の照り焼き店などがロール(巻き物)を提供。メニューの多様化も成長要因の一つだ。北米などの量販店ではテークアウト寿司も売り場に不可欠の商材に成長している。

現地の嗜好(しこう)に合わせたフージョン型が一段と"進化"し、ネタに水産物や日本食材を使わない「脱・水産物」型の寿司が登場。小麦を一切使わない「グルテンフリー」、肉や魚、乳製品を含まない完全菜食者向けの「ベガン」など、異なる宗教や食生活に配慮したメニューも豊富になった。

一方、総務省統計局経済センサスによると、日本の寿司店の事業所数は2014年時点で2万4069店。11年の調べに比べ2割強減った。ただ、低価格帯の回転寿司市場は依然として成長している。

海外の日本食の需要を巡っては寿司以外にカレー、ラーメン、おにぎりなど"B級グルメ"も知名度が向上。国内の中堅の回転寿司チェーンに加え、居酒屋、焼肉業者なども新たな外食需要の掘り起こしに向け海外進出を加速している。

2016/03/30 みなと新聞

  

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