戻る トップページへ戻る

三重マハタ「味わう会」
おいしさをアピール
JF三重漁連など東京で
伊勢志摩サミット提供の高級魚
 
展示したマハタの写真を撮る参加者も多かった
展示したマハタの写真を撮る参加者も多かった
  

JF三重漁連、県海水養殖協議会などは9月8日、東京・中央区の三重テラスで「マハタを味わう会」を開き、市場や飲食店関係者らにおいしさをアピールした。県農林水産部の吉仲繁樹部長は「マハタは5月の伊勢志摩サミットでも食べてもらった高級魚。三重県では種苗生産に成功しており、全国1位の約20万尾程度を県内に提供している。このおいしさをぜひ広めてほしい」と呼び掛けた。

三重県のマハタ養殖についての理解も深めてもらうため、県水産研究所の青木秀夫主幹研究員が「マハタは漁獲量が少なく市場への流通が少ないため、『幻の高級魚』と呼ばれている」などと説明。魚価の高さや成長が良好なことから「新たな養殖魚種として有望」とPRした。

県では平成8年からマハタの種苗生産と養殖技術の開発に着手。20年には大量生産できるようになり、年間約30万尾を生産して、このうち約20万尾を県内の養殖漁家に配布している。

生産者の三鬼大氏は「マハタはデリケートな魚。日中に餌をやると死んでしまったり、出荷の時にも雑に扱うとショックで死ぬ。でも食べると評判がよいし、身も皮も捨てるところのない魚。皆さんに届けるために生産し続けたい」と話し、県海水養魚協議会の西村宗伯副会長は「ブリやタイと比べるとマハタの養殖はまだ始まったばかり。もっとおいしく、もっといい方法はないかと探りながら育てていきたい」と意気込みを語った。

首都圏への販売などを担当する県漁連の池田忠弘常務は、「回転寿司店で期間限定で販売されるなど少しずつ売れてきているが、特に関東圏での認知度はまだまだ。天然のハタよりは値段も手頃だし、養殖なのでサイズもマーケットが望むものがつくれる。中長期的には飼料も工夫することでブランディングを目指していきたい」と展望を話す。

2016/09/12 水産経済新聞

  

戻る トップページへ戻る