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兵庫県・JF福良漁協 サクラマス稚魚池入れ 6000尾
新ブランド「淡路島サクラマス」来年3月販売
 
馴至工程の6000尾のサクラマス稚魚
馴至工程の6000尾のサクラマス稚魚
  

【兵庫・福良】JF福良漁協(前田若尾組合長)はこのほど、昨年実施したサクラマス3000尾の試験養殖を踏まえ、今期は2倍となる6000尾を静岡県の業者から購入して池入れした。来年3月から「淡路島サクラマス」の販売を開始し、「淡路島3年とらふぐ」に続く新たなブランド品の確立を目指していく。

搬入日となった今月7日、平均体調約26センチ、重さ約200グラムの稚魚をイケスに仮設したブルーシートに収容し、海水を混ぜながら、約2時間ほど馴致したあと、漁港内近くにイケスを移動して養殖を開始した。養殖イケスは年明けに沖へと移される予定だ。

淡路島・福良湾周辺は鳴門海峡の潮流によって春先も比較的水温が低い。このため水温が上がりやすい瀬戸内海の中でも低温を好むサクラマスに適した海域で、昨年は大きなもので2.5キロ以上にまで成長した。昨年は馴致がうまくいかず、餌食いの悪さもあって生残尾数は5割にとどまったものの、地元での試験販売を通じて養殖の拡大に向け、手応えを得た。

魚体が1キロ以上に成長し、身色が鮮やかなピンク色になる見込みの来年3月1日から供給を開始し、5月まで南あわじ市内の飲食店20店で丼などとして販売。観光客や地元民を巻き込み、冬のトラフグ、夏のハモとの間となる春の観光シーズンを中心に「淡路島サクラマス」を内外に浸透させていく。

養殖にあたっては身色を向上させるアスタキサンチンはもちろん、今期は地元・淡路島の特産品タマネギの皮を与えて、含有するポリフェノールで身色の変化などの試験を計画。特に今期はイカナゴなど餌を与え、身質や風味の工場も図る考えだ。前田組合長は「今年の稚魚は元気で期待できる。春の淡路島サクラマスを定着させていきたい」と話している。

2016/12/15 水産経済新聞

池入れされたサクラマス
池入れされたサクラマス
  

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