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熊本県海水養殖魚協 高鮮度保持機器導入
輸出拡大へ
農林中金が融資
 
導入したフィッシュスタンナー
導入したフィッシュスタンナー
  

農林中央金庫熊本支店は10日、熊本県海水養殖魚協(深川英穂組合長)が輸出拡大に向け品質保持力を向上させるため導入するフィッシュスタンナーと製氷機(シルクアイス)購入費用に対し融資したと発表した。

フィッシュスタンナーは、電気ショックを与え気絶しているうちに活〆、血抜きをすることで高鮮度を維持できる設備。シルクアイスは、超微細な氷で魚を包み込むように保冷することができる。マイナス2-3度Cを長時間キープするため、輸送時間が長い海外向け販売でも大会鮮度保持効果を発揮する。

総事業費は4,800万円。このうち2000万円は水産庁の輸出促進機器整備事業を利用。残り2,800万円のうち、1,800万円を農林中金が融資した。残り1,000万円は自己資金で賄う。

同漁協は、フルーツブリの開発などブランド化に加え、ベトナムなどの海外向け販売にも積極的に取り組んでいる。平成28年度輸出額は29年度1月までで1億1,700万円となり、前年同期比43%増と堅調な伸びを示している。ただ、販売額全体に占める輸出額の割合は、約4%にとどまっており、県産養殖魚の所得向上に向け、国内だけでなく海外向け販売の重要性は増している。

これまでは夏場の出荷時の温度管理や、東南アジアや北米、オセアニア地域への商圏拡大を視野に入れた長距離輸送時の鮮度保持が課題だった。導入した機器で、こうした課題解決を見込む。

農林中金では、これまでも円滑な運転資金対応や補助事業の情報提供、資金対応を含む活用支援、販路拡大や付加価値向上のための商談会など各種ビジネスマッチングなどに取り組んでおり、引き続き漁業者の所得向上と県内水産業の発展のための各種取り組みを後押ししていく、としている。

2017/04/12 水産経済新聞

  

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