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福井県、マハタ、トラウト種苗開発本腰
養殖拡大向け生産施設整備へ
 
福井県内で試験養殖しているマハタ(県水産課提供)
福井県内で試験養殖しているマハタ(県水産課提供)
  

福井県はマハタと、トラウトの養殖用種苗の開発を進めている。県は今年度、マハタ種苗生産施設の整備に向けた実施設計と、トラウト生産拡大の施設整備に向けた地下海水調査を行う。

マハタの養殖は2015年から県水産試験場で実験的に開始。試験養殖は三重や愛媛産の種苗を使い、敦賀市、若狭町、小浜市、高浜町の養殖業者とも連携して進めている。種苗生産施設は県栽培漁業センターに設ける予定で、県内需要を満たす年間3万尾の種苗生産を目指す。

県内に400軒ある漁家民宿などで、観光客や地元住民に提供する。県農林水産部水産課の担当者は「地場で育てた地魚として、マハタは誘客が期待できる素材。夏の商材として、『若狭ふぐ』に次ぐブランドになれば」と話す。県によるとマハタの売価は高く、養殖業者の所得増にもつながるという。

ふくいサーモン400トン目指す

一方、「ふくいサーモン」としてブランド化を進めているトラウトサーモンは地下海水の調査後、来年度以降に種苗生産施設の整備を具体化する方針。トラウトサーモンの生産量は16年が18トン、17年が約100トン(県水産課)だった。県は19年に400トンの水揚げを目指す。

県水産課は養殖トラウトサーモンについて、種苗が安定して手に入らないことや、生産現場の生存率が低いことを課題と挙げる。これらの課題を解決しようと、福井中央魚市と県水産試験場、福井県立大と水研機構・日本海区水産研究所が主体で共同研究を開始。効率性の高い中間育成技術の確立や魚病抑制技術の導入によるへい死率低減の実証などの研究を行っている。

県はマハタとトラウトサーモンの生産量が増えれば、県外への販路拡大も視野に入れている。

2017/7/5 みなと新聞

  

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