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FAO 2016年漁業・養殖生産量
世界の水産物2億トン突破
養殖が生産増を牽引
 
  

2016年の世界の水産物生産量(漁業・養殖)は前年を1.5%上回り、2億222万トンと初めて2億トンの大台を突破した。FAO(国連食糧農業機関)が日本時間の21日に発表した。天然の水産物を対象とした漁業生産量が前年をわずかに下回る中で、養殖生産は4.5%増と高い伸びをみせた。世界の水産物生産を養殖が牽引する状況が続いている。

FAOが発表した統計によると、漁業と養殖を合わせた16年の水産物生産量の国別1位は中国。漁業生産は前年を下回ったものの養殖生産が4.5%増の高い伸びをみせ順位をキープした。インドネシアも中国同様に漁業生産は前年を割ったが養殖生産が6.2%と増えて2位。インドは他国の生産が頭打ちとなっている漁業生産も4.5%増えたほか、養殖生産でも8.4%増と高い伸びをみせて3位になった。

漁業生産は多くの国が前年並みか前年を下回ってはいるものの、インド以外にロシア(6.9%増)、ミャンマー(5.2%増)、マレーシア(5.9%増)でそれぞれ生産量を増やした。魚種別では、スケソウが前年トップのアンチョビを抜いて1位に返り咲いた。

養殖では国別で韓国が10.9%、エジプトが16.7%と前年を大きく上回った。魚種別では大西洋サケが20.6%と高い伸びをみせ2位に入り、アメリカザリガニも18.7%と増えた。

世界の水産物の生産量が1億トンに達したのが1988年。当時はまだ漁業生産が生産量の大半を占めていたが、以後、漁業生産が頭打ちとなる中で養殖生産が確実に生産を伸ばしている。2013年には生産量で養殖が初めて漁業を抜き、翌14年には養殖生産だけで1億トンに到達。この30年間で水産物の生産の半分以上を養殖が支える状況になっている。

2018/03/23 水産経済新聞

  

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