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大分県、ブリ完全養殖に挑戦
大分県が端境期対策で
 
人口生産したブリ稚魚
人口生産したブリ稚魚
  

大分県農林水産研究指導センター水産研究部は2日、人工生産した養殖用ブリ種苗の沖出しを行った。出荷サイズになるまで月1回の測定でデータを集め、完全養殖技術の確立を目指す。

沖出ししたのは平均全長127.1ミリ、平均体重23グラムの稚魚約8,000尾。水温と日長調整で成熟させた親魚から2月7日に採卵し、ふ化、育成したものだ。同日の採卵数は70万1,000粒、38万9,000尾がふ化し、ふ化率は55.4%だった。県は4月下旬にも採卵している。

天然モジャコは入手時期が限定される一方、人工生産稚魚は養殖始期やサイズが選べるため端境期対策や周年出荷が可能。また、天然資源保護に対する意識が高い欧州連合(EU)圏向けの輸出にアピールできるなど完全養殖ブリのメリットは大きい。

今回の試験養殖の受け入れ先は、津久見市でブリやマグロの養殖を手掛ける豊洋水産。飼育、飼料などを管理していく。飼料は中部飼料製の配合飼料を用い、成長後は同社製のEP飼料に切り替える予定だ。

豊洋水産の井藤俊亮営業部長は「稚魚のサイズも大きくチャレンジする価値がある」と今後の成長試験に期待を寄せた。

2018/5/9 みなと新聞

  

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