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食用魚介類「自給率」57%に回復
農林水産省、17年度食料需給表発表
供給純食料 4年連続減、34,4キロ
 
    農林水産省が10日発表した17年度食料需給表によると、食用魚介類の食料自給率(重量ベース)は前年より2ポイント上昇し、一昨年と同じ57%に回復した。輸入量が減少したことに加え、国内のサバ、カツオ、サンマなど食用魚介類の生産が増加し、それら魚類の輸出も増えたことが要因。ただその一方で、国民1人が年間に口にする魚介類(供給純食料)の量は34.4キロと、前年を0.2キロ下回り、4年連続の減少となった。
 重量ベースの食料自給率は、国内生産量を国内消費仕向量(国内生産量と輸入量と在庫から輸出量を引いた値)で割った比率。食用魚介類でみれば、実際に口にする魚介類の何%が国内生産のものが、重量の比率で示す数字となる。

  

 品目別に自給率(重量ベース)をみると、食用以外も含む魚介類全体では、国内生産が減って自給率も50%と前年1ポイント上回るにとどまった。食用の魚介類は2ポイント増の57%に上昇した。輸入が14万7000トン下回ったのに対し、サンマなどの豊漁により国内生産が2万9000トン増加。さらに豊漁となった魚種を中心とした輸出が2万4000トン増えたことが、ポイント引き上げの要因となっている。海藻類もワカメの輸入量が減少した一方、ノリなどの生産が増加し、67%と2ポイント前年を上回った。

 ただ、実際に国民1人が年間に口にする魚介類の量(供給純食料)では、13年の40.2キロ以来、減少を続け、17年度は34.4キロと、前年をさらに0.2キロ下回った。食用魚介類全体に占める国内生産の比率は上がっているが、魚介類の消費は減少傾向を示す形となった。

(2006.8.14 水産経済新聞)

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