写真で見る養殖現場!−エサやり

◆ モイストペレットによるエサやり ◆

 モイストペレット(MP)とは、半生の固形タイプのエサです。
モイストペレットはエサとなる材料を混ぜ合わせる割合を変えたり、ビタミンなどの栄養剤を加える事も簡単にできるので、生産者自らが魚の様子に合わせたエサを作れるため、現在最も多く使用されているエサです。

 今回は、長崎県橘湾のハマチ養殖業者、井上さんのエサやりを紹介します。

■モイストペレット(MP):ハマチ養殖
まずは、MPの原料となる生エサとマッシュ(魚粉を主成分としたMPの原料)を給餌船に積み込みます。

冷凍庫に保管されている生エサです。
この日の生エサはカタクチイワシ。一つ15kgのブロックが積み上げられてかたまりになっています。

フォークリフトを使って、生エサを運び出します。

 港に設置されたクレーンを使って、給餌船に生エサとマッシュを載せます。

生エサを積み込むところ





マッシュを積み込むところ

準備が整ったら・・・。
給餌船は沖の漁場へ向かいます。





生簀に到着したら、早速MPを作り始めます。
まずは、手カギを使って生エサを撹拌機(エサを混ぜる釜)の中に入れます。 同時に機械で混ぜていきます。
 

続いて、マッシュを投入。

一袋20kg! (身近なもので考えると・・・10kgのお米2袋分!とっても重いですね。)

ゆれる船の上では結構、重労働です。

(写真右)成分表:マッシュは飼料安全法に基づいて製造されており、内容成分の表示が義務づけられています。

ホースから出ているのは魚油(魚から作られた油)です。

脂肪分の少ない生エサを使うときには、エネルギーを高めることや魚の嗜好性を高める(エサ食いが良くなります)為に加えます。

必要があれば栄養剤(ビタミンとミネラル)を加えます。

生エサやマッシュに足りないビタミンやミネラル等の栄養剤を加えることによって、病気にかかりにくい健康な魚に育てます。

均一にしっかり混ぜると、準備完了です!

エサを与える前の生簀は、穏やか。

魚たちは、生簀の深いところでのんびり輪になって泳いでいます。

いよいよエサやりのスタートです!

魚の口の大きさに合うように作られたMPが次々と生簀の中に与えられていきます。

元気いっぱいに白波をたてながら勢いよくエサに飛びつくハマチは、迫力満点です!!
生産者は、魚の様子をしっかり確認しながら、エサを与えるスピードや量を調節します。

全ての生簀にエサをやり終えたら、給餌船をきれいに洗って作業は終了です!

このように魚のことを考えて栄養満点のエサを作り、魚の様子をしっかり確認しながらエサは与えられます。
時期や魚の大きさなどによって変わりますが、MPのエサやりにかかる時間は1生簀およそ20〜30分。EPの場合は、10〜15分です。

夏場のエサやりは汗だくで、日に焼けて真っ黒に・・・。
冬場のエサやりは寒さに耐えながら・・・。
健康で美味しい魚に育てるために、生産者は1年中、頑張っています!!
毎日、生産者の愛情を受け、きれいな環境で育てられた美味しい養殖魚!
皆さんたくさん食べてくださいね(^-^)

 

ここでは『モイストペレット(MP)』
エサやりを紹介しました。

他にも『ドライペレット(DP)』という
エサをやることもあります。

その方法も是非見て下さいね!
(※写真か文字をクリック!)

ドライペレット(DP)による
エサやりを見る

(他のタイプのエサ)