3年目「淡路島サクラマス」―3業者が2万4,000尾生産

2019年03月5日

関連売上げ1億5,000万円目指す
南あわじ市の40飲食・宿泊施設76メニュー提供

兵庫県南あわじ市と淡路島サクラマスプロモーション実行委員会(生産者、県、淡路島観光協会、飲食店などで構成)は2月28日、同市内で地元・福良湾で養殖した「淡路島サクラマス」を使った新作料理のお披露目会を開催した。

地元で養殖したサクラマスを飲食店や宿泊施設などと連携して新たなご当地メニューとしてアピール。夏の「沼島のハモ」、冬の「淡路島3年とらふぐ」に並ぶご当地グルメに育てて地方創生につなげていこうと取り組んでいる。従来は市内限定だったが、3年目となる今年は参加店舗を淡路島全域に拡大。3月から5月末まで40の飲食・宿泊施設(前年は30)で、76メニュー(44)を提供する。

昨期の若男水産㈱(社長・前田若男JF福良漁協組合長)、淡路じゃのひれアウトドアリゾート(山形収司社長)に加え、今期から新たに寺千代水産(寺岡弘貴社長)が加わり3社で約2万4,000尾を生産する。種苗は昨年11月末~12月初旬に7トンを導入し育成している。
 前田組合長は「今期から全島での取り組みになりうれしい。海水が昨年は過去に例のない低水温、今年は過去に例のない高水温。サクラマスにとってどちらがよいかというと、昨年ほど海水温が低いと成育が悪く、今年は昨年よりも成育がいい。これだけ暖かいと5月末まで出荷できるか不安もあるが、大きく育てておいしい状態で提供できるように努めていく」と話した。

お披露目会には行政やテレビ・新聞などメディア、「淡路島サクラマス」取扱店などの関係者約80人が出席。守本憲弘市長は、「今回からサクラマスを提供する料理店、ホテルを淡路島全島に広げた。また、生シラス、サワラとの3色丼をアピールしていく。(サクラマス関連の売り上げは)初年度5,000万円、昨年度9,000万円だった。今年は1億5,000万円を目指す」と話した。

また、新たに生産を開始した寺岡社長は「2基のイケスに300グラムサイズの種苗約1トンを入れた。(これまで扱っている『3年とらふぐ』と異なり)出荷時の取り扱いなど慣れない面もあるが、他産地などとも情報交換して工夫している。大きいものでは2キロアップに育っている」と話した。

2019/3/5 水産経済新聞

ページの先頭に戻る