豊かな漁場と生産者の巧みな技術

卒業前の給食で養トラフグ

2019年03月14日

JF長崎市たちばな漁協養殖部会 から揚げで提供

子供たちに地元特産の養殖トラフグのおいしさを知ってもらおうと、JF長崎市たちばな漁協養殖部会(里隆行部会長)は3月8日、長崎市立高城台小学校6年生の給食にトラフグのから揚げを提供した。

県内屈指のトラフグ養殖産地ながら、大半が下関など市外に出荷される戸石産養殖トラフグのおいしさを知ってもらい、卒業前の児童に提供することで郷土愛を育んでもらうため、同部会のメンバー、長崎市水産課の担当者が同校を訪問。トラフグのから揚げを提供し、トラフグ養殖について話題を提供した。

当日は、同部会メンバーが持ち寄った身欠きを同校の給食室で調理し、各クラスの給食当番が160人分を配膳。先生役の部会員による話題提供のあと、児童はから揚げを頬張り、部会員に「毒はないの?」「トラフグの名前の由来は」「種類は」などと質問。最後に漁協オリジナル学習帳を児童一人ひとりにプレゼントした。

同県内の養殖トラフグ生産量2,111トン(2017年)の約2割を生産する同漁協では、所属する11業者が年間約40万尾を生産。6年生を対象としたトラフグ給食は13年にスタート。今年は14日までに高城台・橘・戸石・矢上小学校の4校で実施し、計496人分を提供した。

2019/3/14 水産経済新聞

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