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養殖魚ができるまで
日本の養殖魚は、次のような工程を経て大切に育てられています。
養殖は稚魚(魚の赤ちゃん)を
養殖場に入れることからはじまります。
- エサの食べ方はどうか?
- 水質はどうか?
- 水温は適切か?
我が子を育てるように
大切に、大切に、育てます。
養殖場の魚は、魚の粉や穀類からつくられた
固形のエサ(ドライペレット)や、
粉末状の配合飼料とイワシや
サバを混ぜた半生タイプの
エサ(モイストペレット)などを
食べて大きくなります。
稚魚の口の大きさにあわせて、
エサのサイズは変わります。
運動量も増え、エサをたくさん食べてどんどん大きくなる魚たち。
大きくなると小さい生簀(いけす)では狭くなるので、大きな生簀に移します。
エサを乗せた船のエンジン音を聞いて、魚たちは、よろこんで海面にやってきます。
- 魚たちの育つ海に異常はないか?
- 病気になった魚はいないか?
魚の健康診断はもちろん、
成長状況、エサの管理から、
水質、水温、プランクトンなど
の検査まで、きめ細かく
行っていきます。
冬、海水の温度が下がると、
魚もエサを食べる量が減ります。
しかし養殖をしている南方の海は
冬でも暖かいため、
魚たちは元気良く育ちます。
海面養殖業が日本の南の方に
集中している理由に納得ですね!
立派に成長した魚たちを自信をもって送り出します。活のよさ、身の締りが自慢です。
ウロコがとれたり、
傷つかないよう、
最後まで丁寧に。
最近では生きたまま
運搬できるようになり、
より新鮮で、より美味しい
お魚を味わっていただけます。