豊かな漁場と生産者の巧みな技術

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養殖魚ができるまで

日本の養殖魚は、次のような工程を経て大切に育てられています。

1.稚魚の導入

養殖は稚魚(魚の赤ちゃん)を
養殖場に入れることからはじまります。

稚魚の導入
  • エサの食べ方はどうか?
  • 水質はどうか?
  • 水温は適切か?

我が子を育てるように
大切に、大切に、育てます。

2.大きくなぁれ

養殖場の魚は、魚の粉や穀類からつくられた
固形のエサ(ドライペレット)や、
粉末状の配合飼料とイワシや
サバを混ぜた半生タイプの
エサ(モイストペレット)などを
食べて大きくなります。

養殖魚のエサ

稚魚の口の大きさにあわせて、
エサのサイズは変わります。

3.大きくなったらお引越し

運動量も増え、エサをたくさん食べてどんどん大きくなる魚たち。
大きくなると小さい生簀(いけす)では狭くなるので、大きな生簀に移します。

いつもと変わりないか、エサはちゃんと食べているか

エサを乗せた船のエンジン音を聞いて、魚たちは、よろこんで海面にやってきます。

4.魚の健康をしっかり管理

  • 魚たちの育つ海に異常はないか?
  • 病気になった魚はいないか?
魚の健康管理

魚の健康診断はもちろん、
成長状況、エサの管理から、
水質、水温、プランクトンなど
の検査まで、きめ細かく
行っていきます。

5.冬も暖かい海で

冬、海水の温度が下がると、
魚もエサを食べる量が減ります。
しかし養殖をしている南方の海は
冬でも暖かいため、
魚たちは元気良く育ちます。

海面養殖業が日本の南の方に
集中している理由に納得ですね!

6.そして一人前に

立派に成長した魚たちを自信をもって送り出します。活のよさ、身の締りが自慢です。

ウロコがとれたり、
傷つかないよう、
最後まで丁寧に。

養殖魚の運搬

最近では生きたまま
運搬できるようになり、
より新鮮で、より美味しい
お魚を味わっていただけます。

健康で安全、美味しい魚を、あなたの食卓へお届けします

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