豊かな漁場と生産者の巧みな技術

愛媛県―AEL養殖魚を首都圏で

2018年07月31日

7月31日まで 愛南漁協フェアでPR

愛南漁協フェアでPR
多くの人がフィッシュガールの包丁さばきを見守った(29日、中島水産高島屋玉川店)

愛媛県のJF愛南漁協は、養殖エコラベル(AEL)認証を取得したエコフィッシュをPRする「うまい!にとことん!エコにもとことん!愛南漁協フェア」を7月25日から、首都圏の高島屋新宿店と玉川店内に入る中島水産で開催している。31日まで。国内流通量の2割を占めるマダイやシマアジを朝〆出荷して、次世代につなぐ安全・安心でおいしい養殖魚をPRした。

愛南漁協は昨年3月に計10魚種の養殖魚でAELを取得し、「愛南のエコフィッシュ」として販売している。首都圏でAELのフェアを行うのは、昨年11月に次いで2回目だ。愛南漁協が活魚出荷を行う大田市場の荷受会社・大都魚類が今春にAELの流通加工段階認証を取得したことで、フェア期間中は同社で朝〆したマダイとシマアジを出荷、新宿店ではAELラベルを貼付して販売した。

28、29日の両日は新宿店と玉川店で、宇和島水産高校女子生徒の「フィッシュガール」が特別参加し、愛南町の極洋フィードワンマリン(株)が生産した完全養殖クロマグロ「本鮪の極 つなぐ」の解体ショーを行った。

小柄な正木美羽さんが44キロのマグロと格闘する脇で、鎌田彩花さんがマグロの豆知識を披露し魅力を伝えた。2人は前回のフェアでもショーを行っており、当時を覚えているお客さんから「上手になったね」と声が掛けられた。解体を終えたマグロは中島水産のスタッフがサクにし、「厚く切り過ぎた」というサービス価格で販売された。

2018/07/31 水産経済新聞

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