豊かな漁場と生産者の巧みな技術

長崎市たちばな漁協「戸石ふぐ電車」疾走

2019年12月3日

車体をラッピング 養殖日本一PR

運行を開始した「戸石ふぐ電車」

 長崎市たちばな漁協は11月29日、新たに市内を走行する、車体をフグのイラストでラッピングした路面電車「戸石ふぐ電車」を公開した。長崎県のフグ養殖生産量が日本一であることをPRする。「いいふぐの日」に当たるこの日から2020年2月28日まで運行する。

 農水省統計によると、県のフグ類養殖量は2017年が2,111トンで全国1位だった。ただ、地元での消費にはつながっておらず、主な出荷先は関西や山口県下関方面が9割を占めており、県内出荷は1割にも満たない現状にある。

 同漁協はトラフグPRと地元消費の拡大を目的に、行政や路面電車を運行する長崎電気軌道と連携。車体をフグのイラストでラッピングし、県の養殖生産量日本一をアピールする。車内には地場ブランドである「戸石ふぐ」の広告を設置した。

 29日は、戸石ふぐ電車の乗客に記念品として、ひれ酒用のフグヒレを用意。約100袋を配布した。

2019/12/3 みなと新聞

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