豊かな漁場と生産者の巧みな技術

福井の養殖魚 若狭マハタ、第1世代の稚魚 1万尾が5月販売

2020年03月31日

“純”県内産に設備導入支援
若狭マハタ

「若狭マハタ」の紹介ポスター。今回の第1世代から“純”福井県産になる

福井県は2020年度予算で、日本海側で初のマハタ種苗生産施設が稼働して県内産第1世代となる稚魚1万尾が5月に販売されるのに合わせ、希望する個人養殖業者向けにイケスなどの生産設備の導入支援を行う。補助率は3分の1。養殖魚の新たな柱となることが見込まれる“純”県内産「若狭マハタ」の生産拡大を後押しする。

愛媛県や三重県などが先行するマハタ養殖は、日本海側では冬の海水温がカギになる。秋に種苗を配布している太平洋側とは違い、福井県では5月に一尾250グラムの大型種苗を個人養殖業者に引き渡して十分大きくしてから越冬させ、1年半育てて一尾1.6キロサイズで出荷する計画だ。成育が順調なら21年秋に初出荷を迎える。

トラフグやマダイなどを営む個人養殖業者のうち、20年度は10事業者程度がマハタ種苗を購入する予定で、優秀な兼業魚種としてその将来が期待されている。マハタ種苗の生産量は段階的な引き上げが予定されており、種苗生産施設がフル稼働する22年度には3万尾が販売されることになっている。

20年度の水産課予算に「ふくいの養殖ネクストチャレンジ事業」として計上された約400万円を活用していく。同事業予算には、漁協などが漁港の空きスペースの一部を使って行うバフンウニのかご養殖用資材の支援費も含んでいる。

2020/3/31 水産経済新聞

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