豊かな漁場と生産者の巧みな技術

夏の「かぼすブリ」デビュー 8月から九州・関東量販店で

2020年07月31日

大分県漁協かぼすブリ

大分県漁協のプライドフィッシュ「かぼすブリ」

大分県佐伯市で魚類養殖業を営む渡辺水産は、夏バージョンのかぼすブリを生産し、大分県漁協、三共物商を通じて8月1日から試験販売を開始する。

かぼすブリは同県漁協がプライドフィッシュに選定した冬期限定ブランド。かんきつ系の抗酸化作用を持つカボスを餌に添加することで、脂がのってさっぱりとした肉質が人気の養殖ブリである。こうした中、「夏場にもかぼすブリが欲しい」という要望に応える格好で、ブリ2年魚新物(3.5キロ級)をかぼすブリに仕立てた。

従来のかぼすブリは、カボス果皮パウダーを添加した飼料で仕上げているが、今回はカボス果汁搾汁後の皮、実、種を丸ごとすりつぶしたペーストを使用。パウダーより短期間で効果が出る(リモネン効果で魚の臭みが抑えられ、カボスの香りが立つ)ことが県水産研究部の試験で確認された。

渡辺水産では8月中に8,000尾を出荷する計画。県漁協でフィレー加工され、三共物商を通じて主に九州、関東圏のスーパーで販売される。渡辺社長は「夏場に脂がのってさっぱりしたかぼすブリをぜひ食べてほしい」と家庭内消費の拡大に期待を寄せる。

2020/07/31 みなと新聞

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