豊かな漁場と生産者の巧みな技術

児童らに養殖業を紹介 小学校で出前授業(大分県)

2020年09月3日

ブリを手に取る児童
ブリを手に取り、感触を確かめる児童たち

大分県水産養殖協議会(戸髙吾一郎会長)は8月28日、同県由布市の市立狭間小学校(賀來俊一校長、由布市狭間町)の5年生78人を対象とした出前授業を開いた。

同協議会は水産業の理解を深めるため、要望のあったところに出向いて「お魚チャレンジ講座」を開いている。この日は、同協議会の椎原宏事務局長が講師を務めた。

椎原事務局長は、養殖業の概要をまとめた映像を児童に見せた後、パワーポイントで水産業の役割などについて説明。同協議会が魚食普及に向けて取り組んでいるPR活動を紹介し、「魚は栄養の宝庫。もっと食べて魚の応援団になってほしい」と呼び掛けた。

出前講座では、同協議会が用意した1尾の重さ4キロのブリも登場。児童たちはブリを持ったり、触ったりして魚の大きさを確かめ、「養殖業者は県内にどのくらいいるのか」「ブリは沖合で飼うのに、ヒラメはなぜ陸上で飼うのか」など、質問をぶつけていた。

2020/09/03 みなと新聞

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