豊かな漁場と生産者の巧みな技術

大分県と県漁協、かぼすヒラマサ初出荷

2021年04月6日

今期5月末まで20トン

かぼすヒラマサは今年5000尾の出荷計画だ
かぼすヒラマサは今年5000尾の出荷計画だ

大分県のブランド養魚「」の今期出荷式が4月1日、大分市の市公設地方卸売市場水産物卸売場であった。今期は4月1日~5月末ごろにかけて、5,000尾(約20トン)を出荷する予定だ。

かぼすヒラマサは県漁協と県が連携して開発した。餌にカボス生果皮ペーストを添加して育てることで、うま味とこくが増すとともに、かんきつ系特有の香り成分リモネンによる爽やかな味わいが特徴だ。ブリ、ヒラメに続く「かぼすシリーズ」の養魚(かぼす三兄弟)として売り出している。

1日は、1尾4キロ級を200尾出荷。養殖業者の大分みらい水産(臼杵市佐志生)の山村友宏社長が出荷宣言した。かぼすブリの出荷が3月末で終了。4月以降にもかぼすシリーズの魚を販売し、量販店などを通じて消費者への売り込みを目指す。

試食した同市場関係者からは「上品ですっきりしたうま味があり、よく仕上がっている」と好評だった。

2021/4/6 みなと新聞

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