豊かな漁場と生産者の巧みな技術

養ヒラマサの販路拡大 カゴメ考案レシピでPR

2021年06月4日

大分県が関東・中部圏へ 養ヒラマサの販路拡大
「大分ヒラマサ」ロゴ

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大分県農林水産部は6月8日、包括的連携協定を結ぶ食品メーカーのカゴメ㈱が考案した時短レシピと合わせ、県産養殖ヒラマサを関東・中部圏で販売すると発表した。ヒラマサは主に西日本で高級食材として扱われているが、東日本ではなじみが薄い。10~20分程度の調理時間で作れる健康メニューで食べ方を提案しながら、新たな市場の開拓に挑む。

販売は神奈川県のオーケーや山梨県のオギノ、愛知県のアオキスーパーなど8企業の約450店舗で行う。期間は店舗で異なるが、おおむね12日以降から開始し、7月11日まで実施する。

カゴメが考案したヒラマサの健康時短レシピは5品で、同社の「基本のトマトソース」「高リコピントマト」などを使いながら調理する。この時期のヒラマサは加熱すると身が軟らかくなる特徴があり、「トマトパッツァ」など4品が加熱調理だ。刺身用商材だけでなく切身でも販売していく。

レシピは店頭のPOPに二次元コードを付けて紹介しており、購入の動機付けとして利用を促すほか、ホームページ(https://www.kagome.co.jp/products/recipe/)でも公開している。

大分県は2016年8月にカゴメと包括的連携協定を締結して、農産物を中心に県産資源の消費拡大などを目的に連携してきた。県によると水産物は減塩メニューの開発で一部利用されたことはあるが、商材を絞り県外への販促に向け連携したのは初めてという。

大分県の養殖ヒラマサ生産量は、農林水産省の統計にブリ、カンパチを除く「そのほかのブリ類」として集約されている。18年が518トンで、長崎県、鹿児島県に続き全国3位を誇る。

2021/6/4 水産経済新聞

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