豊かな漁場と生産者の巧みな技術

養タイでオンライン授業、宇和島水高から配信

2021年07月15日

姉妹都市など5校に

愛媛県立宇和島水産高校・水産増殖科に所属する2年生の生徒たちは7月12日、マダイ養殖や魚食普及を目的に、宇和島市内1校と姉妹都市(北海道当別町、宮城県大崎市、仙台市、長野県千曲市)の各小学校の児童たちにオンライン授業を行った。この授業はきょう15日にも別の小学校を対象に行われる。

当日は同校の生物飼育実験室から各校へ配信。冒頭、岡原文彰宇和島市長は4市町と姉妹都市交流を進めていることを説明しつつ、「宇和島は水産養殖が大変盛んな場所。特にマダイ養殖は日本一を誇る。オンライン授業で勉強していただき、ゆくゆくは宇和島市に来てほしい」と呼び掛けた。

引き続き、宇和島水高の生徒が自らが受けている授業や養殖業を説明。養殖場の写真なども交えながら、同市が養殖マダイと真珠養殖で日本一の売上高をもつことに触れ、魚食の効果についても紹介した。養殖マダイについては「価格と品質が一定で安定し、いつでも旬でおいしく食べられる」と話した。

ほかにも「マダイはなぜ赤くなるのかといったクイズを出題。各校の児童たちはそれぞれに答えを出していた。最後には直接質問も受け付け「一日に何匹獲れるのか」「どれくらいで大人のマダイになるのか」といった質問に対し、「その日ごとに違うが冬にはいっぱい獲る」「1年半から2年くらい」と丁寧に答えた。

この授業は、JFえひめ(平井義則組合長)が国産農林水産物等販売多様化緊急対策事業を活用し、新型コロナウイルスの影響で在庫が滞留している養殖マダイを学校給食の食材として提供する事業と併せて実施。同市と姉妹都市の小・中学校に対し、給食供給として計12万1,000食(約1万7,800尾)が用意されることとなっている。

(2021年7月15日 水産経済新聞)

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