豊かな漁場と生産者の巧みな技術

女子高生がマグロを解体

2021年12月28日

関西で水産物の販促イベント

2日間で3本のマグロを捌いた

愛媛県は12月下旬の2日間、愛媛水産フェアを開催した。初日は奈良市の近鉄百貨店奈良店の鮮魚売場「魚くみ」で、2日目は堺市の大起水産街のみなと堺店まぐろパークで実施。

初日は養殖マグロ「本鮪の極 つなぐ(TUNAGU)」58キロを解体。ブランド養殖魚の「愛鯛」や「戸島一番ブリ」なども販売した。2日目は養殖マグロ「宇和丸」65キロと66キロの2本を解体販売したほか、養殖シマアジやマダイなども販売し、同県水産物の魅力をアピールした。

マグロの解体ショーは、県立宇和島水産高校の生徒が「フィッシュガール」として登壇。捌き手と話し手に分かれて、マグロの生態や養殖について、解体しながら来店客に説明した。解体ショーは、終始和やかな雰囲気で進められ、来店者からは女子高生が捌くことに驚きの声が上がった。

フィッシュガールの1人は「県外での解体ショーは初めて。話に詰まったり、水産物のよさをうまく説明できない部分もあったが、店やお客さんの雰囲気が温かくやりやすかった。チャンスがあればさらに解体の腕を磨き、もっと成長した姿を見せたい」と話した。

捌きたてのマグロは、店頭に並ぶと瞬く間に売れ、県産水産物も次々と購入された。

同イベントは、県産水産物の販売促進を目的に、消費者の理解を深め、魅力を伝える「水産えひめイメージアップ推進事業」の一環で行われた。

2021年12月28日 水産経済新聞

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