豊かな漁場と生産者の巧みな技術

朝〆マダイが店頭に

2022年01月11日

イオン×JFえひめ 活魚車活用で高鮮度維持

売り場でも高鮮度を強調イオンリテール(株)は1月5日から東京、神奈川、千葉、山梨の1都3県80店舗で、当日の朝に東京・豊洲市場で活〆した愛媛県産養殖マダイの販売を開始した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で活魚の需要が完全に戻らぬ中、魚を生かしたまま運ぶトラック「活魚車」の輸送余力を活用し、消費者に高鮮度の商品を提供していく。

同社が「活魚車」を利用した魚を販売するのは昨年のインターネット販売に続き、2回目。店頭での売り出しを要望する声があったことに加え、いまだ積載量に3分の1程度の空きがあることから販売に踏み切った。

この取り組みにはJFえひめ宇和島支所が協力。販売前日の夜にマダイを愛媛県から生きたまま豊洲市場まで配送し、当日未明に加工、早朝から昼にかけて各店舗で販売できる新たなバリューチェーンを構築した。

スーパーの鮮魚は一般的に産地で加工されているが、「活魚車」を利用することで鮮度の劣化が少ない状態で提供することを可能にした。販売はおよそ2か月を想定しており、一日当たり600尾を運ぶ。期間内に同社のマダイの売り上げの約2割に相当する1万5,000尾の提供を目指す。

豊洲市場が初市を迎えた初日の5日には東京・江東区のイオン東雲店で販売の様子が公開された。サクが494円(税込み)、刺身が321円と通常のマダイと変わらない価格で並べられた。今後、毎週金・土曜日限定で販売していく。

今回の販売にあたり南関東カンパニーの室井英男食品部部長は「おいしい魚を提供したいとの思いで、この取り組みを始めた。店頭でも好評であれば、ほかの魚種でも挑戦するか考えていきたい」と語った。

2022年1月11日 水産経済新聞

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