豊かな漁場と生産者の巧みな技術

フジ「みきゃん真鯛」発売

2022年08月1日

餌にミカンオイル、愛媛で生産

中四国地方でスーパーマーケットなどを展開するフジ・リテイリング(松山市、山口普社長)は7月25日、養殖マダイ「愛媛県産愛の瀬みきゃん真鯛」を発売した。口に入れると爽やかに広がるミカンの香りと、上品な甘さが広がるのが特長。8月31日までの限定で、愛媛、高知、香川、徳島、広島、山口の92店舗で販売する。カルパッチョや刺身で味わうだけでなく、加熱して食べることも勧めている。

生産者らとともに開発した「愛媛県産愛の瀬みきゃん真鯛」
生産者らとともに開発した「愛媛県産愛の瀬みきゃん真鯛」

愛媛県の名産品を使った鮮魚の商品を開発することで「顧客が『愛媛にはこんなおいしい食材があるんだ』と再認識する商品を届けたい」との思いから「愛の瀬みきゃん真鯛」の販売に踏み切った。生産者と産地問屋のマルミ(愛媛県八幡浜市)の協力を得ながら、開発にこぎつけた。

同社の留め型で、愛媛県と民間企業が共同開発した「みかんオイル」を加えた飼料で育てられたマダイ。養殖期間は約2年で、平均サイズは1.6~2キロ。同社プロセスセンター(PC)に活魚で納品され、ラウンドやフィレーで店舗に供給される。同社は1万5,000~2万尾の「愛媛県産愛の瀬みきゃん真鯛」を販売する計画。

2022年8月1日 みなと新聞

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