トラフグキッチンカー始動
2022年09月2日
山口下関 吉田水産、唐揚げに刺身も
水産仲卸の吉田水産(山口県下関市、吉田福太郎社長)は、コロナ禍でフグ消費量が落ち込む中、トラフグの本場下関からフグのPRをするために、移動販売車のキッチンカーを導入し営業を開始する。
キッチンカーは、一般の2トントラックを改良し、車体にはトラフグや関門橋、和風のデザインなどが描かれている。車内には、冷蔵・冷凍庫やフライヤーを設置し、移動先で唐揚げなど出来たてのフグ料理が提供できる。当面は、営業許可を取得した下関市内でイベントにも出店計画がある。今後は近隣県などにも展開予定。また、事前に調理したフグの刺身と唐揚げ、炊き込みご飯、汁物などを箱詰めした「トラフグのフルコース」の宅配サービスも行う。
キッチンカーを導入した吉田社長は「全国で初めてトラフグのフルコースを提供できるキッチンカーができた」とPR。「日ごろ、トラフグ料理を口にする機会が少ない介護施設の入居者や、児童福祉施設の子どもたちにも届けられれば」と、移動販売車の活躍のイメージを膨らませる。
2022年9月2日 みなと新聞