豊かな漁場と生産者の巧みな技術

東信水産荻窪総本店、オリーブハマチをトップセールス

2022年09月28日

池田知事「今年も間違いない」嶋野会長もPR

オリーブハマチ売場で織茂社長(左)から説明を受ける池田知事(中央)
オリーブハマチ売場で織茂社長(左)から説明を受ける池田知事(中央)

毎年9月から翌年1月まで期間限定で出荷される香川のブランド魚「オリーブハマチ」の販売開始に合わせ、生鮮魚介専門店を展開する東信水産㈱(東京・杉並区、織茂信尋社長)の荻窪総本店で9月22~25日に開かれていた「オリーブハマチフェア」の開催期間中の24日、池田豊人香川県知事がJF香川漁連の嶋野勝路会長を伴って現地店舗を訪れ、トップセールスを行った。5日に就任したばかりの池田知事は「今年(の出来)も間違いない」と声を張り上げて購入を呼び掛けた。

「オリーブハマチフェア」は、香川県産水産物の販売に協力する東信水産の秋の催事として恒例化している。今年は、荻窪総本店の9月1日のリニューアル後初のイベントとして行われた。刺身や切身、カマ、しゃぶしゃぶ用、西京漬、海鮮丼、寿司などのほかに、「オリーブハマチ」の塩焼きをメインにしたこだわり弁当やカマの塩焼きなどの惣菜提供にも初挑戦し、これまで以上に幅広い客層に「オリーブハマチ」の魅力を訴えた。

午前11時30分からのトップセールスは、香川おさかな大使の佐々木さくらさんの司会で進められた。来店客に加えてご当地ゆるキャラの「はまうみくん」も見守る中であいさつした池田知事は、フェアを企画した東信水産への感謝を伝えるとともに「もっともっと香川県の食べ物を愛用していただきたい」とPRした。嶋野会長は「ブランド誕生から16年がたち、やっと定着してきた。どこよりもおいしい魚を届けるんだという思いで日々の生産に努めている」と地元生産者の思いを代弁した。

トップセールス後に県産焼きノリが先着100人に配布されることが紹介されると、瞬く間に店内に行列ができた。池田知事と嶋野会長は焼きノリとPR資料をセットにした袋を一つひとつ渡しながら、県産品へのご愛顧を、と呼び掛けた。

イベントを見届けた織茂社長は「今回の寿司では、シャリに香川県産ブランド米『おいでまい』を初めて使った。香川県という『コト』を食べてもらいたい。今後の産地フェアでも魚だけでないところにもこだわっていきたい」と話していた。

先着100人に特典をハイフする嶋野会長(右)と池田知事(その左)
先着100人に特典をハイフする嶋野会長(右)と池田知事(その左)

2022年9月28日 水産経済新聞

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