豊かな漁場と生産者の巧みな技術

熊本海水養殖漁協、「フードスタイルジャパン2022」に養ブリ、タイを試食提供

2022年10月4日

通販事業者からも反響

試食でおいしさを確かめて、説明を聞く来場者も多かった
試食でおいしさを確かめて、説明を聞く来場者も多かった

熊本県海水養殖漁協は9月29日まで東京・江東区の東京ビッグサイトで開催されていた「フードスタイルジャパン2022」に出展し、養殖のブリやタイを使ったレトルト食品などを試食とともに紹介。通販事業者などから反響を得た。

紹介したのは6月から販売を始めた養殖の「天草さくら鯛」を使った塩麹漬、醤油麹漬、湯引きと「天草ぶり」のタタキ。4アイテムをセットでも販売できるよう並べて展示した。

加えて、リニューアルしたブリのかぶと煮のレトルトパックや、パスタに絡めて食べてもおいしい缶詰のアクアパッツァも提案した。

いずれも簡単調理をテーマにしたアイテムで、火を使わずに切るだけ、または皿に盛るだけで提供できる。

天草さくら鯛の湯引きは、そのままでも皮まで食べられるところを、あえてしゃぶしゃぶにして温かくし、天草産のポン酢をかけて提供することで、食べ方のバリエーションを訴えた。

ブリのかぶと煮は半分に割ったカマの部分を2つ入れることで1尾分に規格を変更し、アゴダシで煮ておいしく仕上げた。試食を食べた人にアンケートも実施。多くの人が「おいしい」との回答を寄せ、金額については小売価格で一袋800円に「普通」と答えた人が多く、受け入れられる手応えを得た。

2022年10月4日 水産経済新聞

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