「百年はまち」引田の養殖ハマチをブランド化
2022年12月20日
さかなファームと服部水産
養殖業の産業化を目指す㈱さかなファーム(東京・新宿区、原和也社長)は、オリーブハマチ・讃岐サーモンを展開する服部水産㈲(香川・東かがわ市、服部秀俊代表)の海上養殖ハマチをブランド化し「百年はまち」と名付け、さかなファームの運営する電子商取引(EC)サイト「CRAFT FISH」で2月15日、ラウンドで発売した。
世界で初めてハマチの養殖を成功させた「ハマチ養殖発祥の地」引田地区で親子4代にわたりハマチを育てる服部水産は、100年続く養殖業を次の100年につなぐべく、品質で評価されるブランド魚で付加価値を高め、適切に経営を続けられる養殖業を目指す。
特徴として、一般的なイケスの約16倍の体積を有する環境で育てることで、引き締まった身質に適度な脂が乗る。独自の固形餌には、抗酸化作用を有するコメ由来のオリザノールを配合し、鮮やかな血合いと歯応えのある身質を再現した。
1~3月には養殖をせず海を休ませ、環境に配慮した給餌を行うことで持続可能な養殖として2020年3月、香川県初となるマリン・エコラベル・ジャパン(MEL)認証を取得している。
販売価格は3.5キロ以上の大サイズが7,000円(税抜き)、3.4キロ以下の小サイズが5,500円。今後「百年はまち」を使用した商品を順次展開する。
2022年12月20日 水産経済新聞