フグ食、豪で初プロモ
2023年03月3日
国際ふぐ協と全漁連
刺身や湯引き振る舞う
国際ふぐ協会(東京都港区、古川幸弘会長)とJF全漁連は2月12日から14日の3日間、オーストラリアで国産フグの認知度向上と販売促進のプロモーション活動に初めて取り組んだ。主催は水産物・水産加工品輸出拡大協議会。
同国南東部の主要都市シドニーを中心に活動を展開した。市内の多くの量販店には鮮魚売り場が少ない中、来店客にトラフグ刺身と皮湯引きの試食を実施した。
フグを口にした人を対象に100者を超えるアンケート結果を得た。その集計によると、フグを初めて食べる人がほとんどで、全体の7割が「おいしい」と答え、好評価を得た。オセアニアの食品基準協会では、現在フグの輸入禁止は行われておらず、これまでも有毒魚などの明確な規制は未整備だという。
一方、日本料理店ではフグヒレ酒の冷酒、刺身、フグ皮の4種盛り、熱かんのヒレ酒、マフグ唐揚げ、マフグ寿司と炙(あぶ)り寿司、ちり鍋、雑炊のフグ料理をフルコースで提供した。刺身引きは、吉田水産(山口県下関市)の吉田福太郎社長と永野商店(同)の大塚竜二社長が実演を行った。参加者らは息をのんで見守った。
古川会長は「現地の郊外のスーパーでは、生鮮品の品ぞろえがあるが、刺身はほとんどない」といい、食文化の違いを実感した。フグの今後の流通については「身が締まって脂が少ないので冷凍加工で展開を探っていく」と可能性を述べた。
2023年3月3日 みなと新聞